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【続き】
 
まだまだ聴きたりない位。拍手とざわめきが交互に聴こえる中、Wrigley Field集まった4万人の聴衆と共に待つ。ゆっくりメンバーが各ポジションに集まると、ステージ前側にピアノが置いてあり長年パールジャムをプロデュースしてきたブレンダンオブライエンが旋律を弾く。新曲Future Daysだ。次のニューアルバムLightning Boltに入るのかな⁈ 先の二曲と異なり美しい曲だ。
次の曲はMother .
昨年ニューヨークで行われた12-12-12でも演奏されたPink Floydのカバー。余り聴いてないし最初分からなかった。

次の曲のイントロのアルペジオを聴いた瞬間、周りも自分も戦慄の様な鳥肌がたった。

Chlor Dancer/Crown of Thorns、

思わず会場でMiracle Song!と叫んだ。この曲はパールジャムのオリジナルではなく、Mother Love Bone作。22年以上前、GtストーンとBaジェフがVoアンドリューと共に当時書いてライブで歌っていた曲、その後アンドリューは薬が原因で先に旅だってしまったが、残った二人とエディが会い今のPearl Jamがある。10周年記念の際、エディが亡きボーカリストの生前の夢や想いを拾い、始めて歌われており今はアメリカを代表するROCKバンドになったPearl Jamのライブでもそうは聴けない。この論評を見てる人にも是非歌詞や曲を聴いて欲しい。1人の男が果たせなかった想いを受け継いだ男が表現する事を。会場が凍りつくの様な厳粛な空気の中、エディのシャウトは本当に魂まで響いた。

Pearl Jam20周年記念ライブでも演奏されなかった曲の余韻に浸っていたら、お馴染みのギターリフがステージから始まった。

Porch.

パールジャムのライブを初めて参加経験して18年、今でもワクワクしてくるのは、良い音楽は時を超え場所を超え、国境を超えてくもんだ。
会場前にPre-Peartyに集結したアメリカ人や遥々ロンドンやスペイン、南米ブラジルから来たファンと合唱して歌った日
この時はメンバーと4万人皆で歌った気持ち良い日。
前日まで自分の部屋で飛行機の中で歌詞カード見ながら暗記して臨んだ。
【Porch Lyric】
what the fuck is this world
running to?

you didn't leave a message
at least I could have
heard your voice one last time.

daily minefield
this could be my time
how 'bout you?
would you hit me?
would you hit me?
この日生涯忘れないだろうし、自分のパールジャム経験は再び動き始めたと思う。

次のオルガンの旋律が流れると少し涙が流れた。パールジャムの初期曲は人の痛みや人の死について書き下ろされた様な歌詞が多いが、純粋に同じ時代を生きてきたファンは皆声援にして演奏者にかえす。
2006年セルフタイトル[Pearl Jam/アボカド]に入っている、
Wasted Reprise,
 
歌い出すエディに皆がコーラスする。歌わせてごめんね。と心に思った。
【Wasted Reprise歌詞】
I have faced it, A life wasted
I am Never going back again

I escaped it,A life wasted
I am Never going back again

Having tasted,A life wasted
I am Never going back again
たった六行に込められた想いは美しい。
そして人生怒りを表現するかの様に始まったLife Wasted イントロからブチ切れで、自分も叫びまくった。Avocado生で聴きまくりたい気持ちです。

そして次にすべてのPearl Jam世代から愛され続けるだろう名曲Black.ギターのコードはシンプルなのに四万人が静寂を打ち破る如く歌い出す。自分も歌う。サビの後の綺麗なコーラスも歌いまくり、一番胸を打つライン、I know someday you'll have a beautiful life, I know you'll be a star
In somebody else's sky, but why, why, why Can't it be, can't it be mine
感性と歓声はこれまで参加したどのライブより凄かった。地球上で最も美しいバラードだと想う。

そして時計は深夜2時を指し、すべてのライトがついた状態でRock in the free Worldが始まった。帰りのラッシュに巻き込まれぬ様帰り支度するひともいたが、このアメリカの野球場でみた演奏はピカ一だ。まだまだ聴きたりない想いもありながらも最後まで聴き通した。
終了後日本国旗を振りかざして歩いてると皆ハイタッチを求めてくる。凄くクールです。夜中の地下鉄も乗り方もシカゴのファンは親切だった。またくるよ。アメリカ。最高だったよPearl Jam. 誰かが流している、Just Breathを聴いて感慨深い気持ちを抱きながら帰途へ着いた。

※ライブ終了後セットリストの写真を手にいれたが、Encore削られてた。やっぱ時間押したから仕方ないが、次のPearl Jamライブまで待つことにしよう。セットリストTシャツやブートレグとしてこのライブが後まで残るのは至高の幸せだ。(^○^)
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参考ページ
CHICAGO TRIBUNE Review
http://my.chicagotribune.com/#section/-1/article/p2p-76732886/

中村明美さんのWrigley観戦日記
http://sp.ro69.jp/blog/nakamura/85546