メキシコのティファナに行ってきた
ティファナはサンディエゴのガイドブックに載るくらい、アメリカから簡単に行ける観光地である一方、
メキシコの中で麻薬の取引が最も盛んとも言われる危険な街
行くことを考え初めてから、毎日ウーバー(タクシーみたいなもの)に乗るたびに運転手にティファナに行ったことはあるか、治安はどうかなどを聞いて、
女子2人に加えて成人男性にも同行してもらえることになり、
ついに今日行ってきた
つまるところ、夜と昼が全く違って、
夜は本当に麻薬取引やクレイジーな人がいるから日が落ちる前に帰れ、気を張って行動しろ、レボルシオン通りっていう大通りからは外れるな(麻薬販売や性犯罪が発生しているから)
トロリーをサンシードロ駅で降りて徒歩で国境まで行き、
パスポートを見せてサインするだけで、
すぐにメキシコに入れた
でも、外に出た瞬間から
道端に座り込む人や物乞いをする人が待っていて、
アメリカとの物理的な距離と、生活状況の距離の大きなギャップを感じた
みんな緊張しているように見えた
バッグをお腹にかかえてぎゅっと握りしめていた
タクシー乗り場がみつからなくて、お店の人など何人かに英語で聞いたら、思ったより親切に正しいことを教えてくれて、少し安心した
少し怖かったけどタクシーに乗って、メキシコの街並みをカメラに収めた
レボルシオン通りに着いたとたん、救急車かパトカーのサイレンが凄まじくて、性風俗の店が見えて、また怖くなった
ほぼほぼ全ての店の人に話しかけられた、日本語でコンニチワ、マテマテ、とか
アーチ形のブリッジの手前まで歩いて、シーザーサラダを探した
何人かに尋ねたけどみんな親切に、フレンドリーに教えてくれて、
緊張はとけないもののラテンアメリカの明るい人柄を感じられて楽しかった
1番心に残ったのが物乞いをする子供、ガムを売る子供
夜になるとガム販売は麻薬販売に変わるそう
物乞いにはお金はあげちゃいけない
そのお金で彼らは麻薬を買って、何も彼らのためにならないから
元警察の土産物店主も、とっても陽気で日本語も少し喋ってたし、値切り方まで指示してくれてとっても楽しい人だったけど、
歯が溶けているところを見る限り薬を使ってるのかもしれない
表裏の存在を感じた時、何ともいえない恐怖を感じた
ロバをペイントした見世物を写真に撮ろうとしたら、おじさんにお金を払うように注意されて
ああ、客を楽しませるってより、この人たちにとっては生計を立てる大切な手段なんだなと気付いて、日本やアメリカと同じ感覚で行動したことを恥ずかしく感じた
帰りはボーダーをスルーするのに4時間は覚悟していたけど、30分とか?で帰れた、やっぱり早く出たのが良かった
毎日大量に国境を越えて安く買い物をしに行くアメリカ人がいるように、簡単に行けるけど
国境という人間が作った線一本越えた先には全く違う世界があって、
さらに夜になったら想像もできない、したくないような世界なんだと思うと怖いけど、
自分が知っている光景が当たり前じゃないという現実の端っこを見れたから、
今日はとってもいい日だった
❀Goodbye Chao Adiōs❀