先日、アドラー心理学に基づいた子育て論について多くの著書を出版されている星一郎先生の講演会に出席しました。
子育て世代にとても役立つ内容でしたので、ポイントをまとめます。
星一郎先生のプロフィールはこちら
↓、
http://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-6773.htm
今回の講演のテーマは、
「子どものほめ方・叱り方」
対象は、1歳から小学3年生までの子どもを持つ保護者でした。
1.今、いい子にする必要はない!
子育ては長期戦。今、いい子にする必要はなし。
(星先生も小学生のころは、「遅刻一等賞」だったそうです。でも、現在は遅刻なしだそうです。)
それよりも、
「自分のことが好き!」と言える子に育てよう。
いい子でも、「自分のことがキライ。」と思っている子どもは危険だそうです。
2.学力には3つの種類がある
それは、知識力・対人関係力・発想力の3つ。
この3つを合わせて伸ばすことが大事。
ただし、知識力は学校で勉強することで見につくが、対人関係力と発想力は遊びと経験を通して学ぶもの。現在は、後者の対人関係力と発想力が足りない子が多い。
3.対人関係力を高めるキーワードは「共感」
けれども、今の子どもたちには、この共感が欠けている。
他人の気持ちを想像する力が弱い。
そのために、親ができることは、
「○○ちゃんも役に立っているよ。」というように、子どもに「貢献」を教えること。
お手伝いをしてくれたときなどは貢献を教えるチャンス。
「ありがとう。助かったよ。」と伝えてみる。
貢献を教えることで、人間社会はお互いに支えあっているんだ、ということが分かるようになり、他者へ共感が生まれてくる。
4.「叱る」と「怒る」はちがう
「怒る」は、怒りの感情を子どもにぶつけること。
それに対して、「叱る」は、冷静に教えること。
例えば、「こんなふうに、やってみてくれる?」と、新しいパターンを学ばせること。
良い叱り方は、
まず、冷静になること。怒りの感情が湧いてきたら、とりあえずその場を離れる。(たとえば室内ならトイレに入るなど。)こうするだけで、クールダウン効果がある。
次に、「お母さんのお願い、聞いてくれないかなあ?」と、意見の表明をする。
このとき、お母さんはどう思っているのか、お母さん自身の意見を言うことが大切。
これを「I(アイ)メッセージ」といいます。
この「I(アイ)メッセージ」は、今回の講演会のキーワードでした!
ちなみに、この「I(アイ)メッセージ」について、
「お母さんは○○だと思うよ。」といったあと、
「○○ちゃんは、どう思う?」と聞いてあげると会話が続き、
次にどうしたら同じ失敗を繰り返さないか考えるようになるそうです。
たしかに、「I(アイ)メッセージ」の言いっぱなしが続くと、お母さんの言うことを何でも鵜呑みにしてしまう子になってしまいそう・・・
5.ほめるときは、「行い」をほめる
親がすべきことは、子どもの「良い行動」を増やすことで、「良い子」にすることではない。
そもそも人格は平等であり、人格を変えることはできない。
ほめるときは、子どもの良い行いをほめる。
しかるときは、子どもの悪い行いをしかる。
6.講演会の感想
今回の講演会で、星先生は、
「子どもは失敗してもいい。むしろ、失敗して立ち直れる力が必要。」と、
失敗することの大切さを力説していました。
そして、どうしたら次に失敗しないかを子どもに教える、または考えさせるために叱るのだと。
うちの義父が、よく「痛い目に合わないと分からないんだ。」と言うのを聞いて、
「そんなこといって、本当にケガしたらどうするの?」とよく思ったものですが、
大事に至らなければ、「この失敗から何かを学べたかな?」と、いつもと違う角度から考えてみようと思いました。