バラの栽培をしていて、迷ったり困ったりすることがあります。

本を読んだりネットで調べます。

その際、「こういう事象をどうしたらよいか」と調べます。

こういうときはこうしたらよい

と、答えが見つかります。


でも、それは全てのケースにはまるわけではない。 


たとえば、春に黒星病で悩まされていたとき、
「予防や蔓延防止のために雨にかからないところにおき、水やりの時も葉にかかからないようにする」
と、いうアドバイスがありました。

これは黒星病には有効。
しかし、今同じ株がハダニにやられている。

ハダニの対策としては
「葉っぱを水で洗う。水やりのとき、葉の表裏にもしっかり水をかける」
というのが一番有効らしい。

黒星病と真逆の対応。
でもどちらも正しい。

どうしたらよいのか。

この場合は、バラの調子や問題の原因はもちろん、天候・気候、湿度などの環境も考慮する必要がある、
ということ。


黒星病はジメジメすると発生しやすくなり、ハダニは乾燥が続くと増えやすくなります。

葉っぱに水をかけなきゃ安心!

ではなく、取り巻く環境含めてもっとトータルにみて、都度適切な対処を取ることが重要ということです。


これはバラ栽培だけでなく、全てのことに言えるなぁと思います。


有名なナーサリーの方々のコメントなどをみると、決まって対処は「バラと相談しながら」という言葉が出てきます。

子どもだからこう、バラだからこう、女だから、男だから、大人だから。。。


じゃなくて、個別対応が基本!なんだよね。

当たり前とか、常識ではこうですとか、どっかに書いてあった、ではなく、対象を近くから、遠くから、五感を使ってしっかり見れば、どうすればよいか見えてくる。そしてそれは大抵正しい。



うーん、バラ栽培は、本当に色々なことに気づかせてくれます。


写真は、黒星病やハダニなど、色々な目に遭いながらも花をつけてくれているミニバラさんの6月の姿。実は今年の五月には、なんと下のような惨憺たる状態でした>_<(去年買ったバラだったのですが、放置してたの。。) 
もう二度とこんなことにならないよう、頑張ります。