ラジオ「session」を聴いていたら

松田青子氏という女性が著書について話しており、興味がなかったので小さな音で流していたが…その中でハリウッド女優の名前が出て来たので(聞き捨てならず)音を上げた。


「メアリー・スチュアート・マスターソンと

ウィノナ・ライダーが

10代の頃、好きだった」


「ショートカットでボーイッシュで

女の子らしくなくて

周りにあまり馴染めない役を演じていて

そこに惹かれた」


との事。



勿論、私もその二人の女優は好き

(特にウィノナは大好き)だったが…


そのイメージ語りには異論がある。



勝手に彼女らを、その様に短絡的な

"流行りのジェンダーの型"に

はめないで欲しい!



確かに彼女らは、

"ちょっと変わっていて個性的"という意味で

周りにあまり馴染めない女の子の役を

上手く演じていた。


だが必ずしも

「ボーイッシュ」「女の子らしくない」

という、ジェンダー的にどうのこうの

という話ではない。


彼女らの演じた役は、

個性的で繊細でありながらも

とても可愛らしく 女の子としての魅力に

溢れていたではないか!


全ての作品を観ている訳ではないが…

私の印象としては、そうだ。



先にジョニー・デップのファンになったので


彼女らを思い浮かべる時に

一番強く印象に出てくるのは


「妹の恋人」


「シザーハンズ」
である。

これらの作品で、髪型一つ取っても
二人共ブロンドにセミロングとロングだし。

(ジョニーはどっちも
白シャツにサスペンダー。可愛いなw)


勝手に自分のジェンダー論ありきで
彼女らを
「これだー!女の子らしくない!正解合格
みたいな、結び付け方をしないで欲しい。

聞き手の南部広美アナウンサーも
相変わらず大袈裟に「そうだぁぁー!!」と
大納得している場合じゃないよ。
(その相槌が私の神経を更に逆撫でする)

荻上チキ氏に至っては
メアリー・スチュアート・マスターソンの
顔を知りもせず、画像検索した上で
「うん、確かに凛としている」なんて
適当に納得する始末。やれやれえー


それに、その系統で並べたいのであれば
クリスティーナ・リッチも入れたまえよ。
違うとは言わせねぇ。

モリー・リングウォルドなんかも
入っちゃうか?


更に現代なら、
クリステン・スチュワートも。

幾らでもいるね…


要は、アリシア・シルヴァーストーン
じゃないってこったろ。
わかってるんだぜ、 言わんとする事は。


私に言わせりゃ、
そのカテゴライズ・ラベリングは

ただの「陰キャ」or「陽キャ」だな。

(複雑な言い回しをしていたが、
実はそちらの思考回路の方が単純という…)


私はここに挙げた女優達、
皆それぞれに大好きである!!!


ちょうど昨日、
注文した「クルーレス」のTシャツが届いて
あれほど大好きで憧れた映画のTシャツが
17年越し?くらいで手に入るとは…と
たいへん感激した所だドキドキ



「ボーイッシュで女の子らしくない」
なんて、そんな表面的な事で一括りにせず

もっと広く深くよく見て

色んな女の子が、女優が、人間がいます。


つまらないジェンダー論に
囚われ縛られているのは、
世の中ではなく自分自身だと
気付くがよい。



それに、
大体「周りに馴染めない女の子に共感」
みたいな論調で語るが

あなたのそのジェンダー語り

めちゃくちゃ周り
(少なくとも、その場で
荻上氏と南部アナウンサーと
私以外のリスナー達)と
"今"という大きな時代に、
ガッチリと馴染みまくってるやん。


そういう事は、私ほどに
完全にどこにも馴染めなくなってから
言ってほしいと思う。



人の心は

単純にショートカットなんかでは

表せない(見えない)、複雑なものです。



私がロングヘアーだから
周りに馴染めてる女の子だなんて思ったら、
大間違いです。


誰よりも周りに馴染めない
不要で確固たる自信が
ここにある




さようなら!