私の母親は高圧的で子供を自分の思うように動かしたいコントロール欲の強い人で。
無言の圧をかけられていることにも気づかず育った子供時代。長女で過剰な期待をかけられいつも母親の顔色を伺い良い子を演じている自分が当たり前になっていた。
友達とそのお母さんとの関係をみて羨ましく思うことも何度もあった。
自分の意見を言おうにも全部を聞いてもらえないか正論で突き返された。
「ああ、あんたはそんなふうに思ってたんだね」
正しいとか間違ってる、じゃない。
ただお母さんに私の気持ちをわかってもらいたいだけだった。
条件反射がしみついて言いたいことがあっても9割方飲み込むのが当たり前になっていた。
「これが私の親なんだから仕方ない」ずっとそう思って生きてきた。
本当に仕方ない事なのか?疑うことすらしなかった。
自分の手の届かないところにまでこびりついた「当たり前」。
本当はそんなの全然当たり前じゃないのに、当たり前じゃないことにすら気づけなかった。
22年間結婚していた元旦那も私の言うことにはスルー力抜群で。ここでもまた「どうせ言ってもわかってもらえない」が上塗りされて離婚した。
その後に出会った人はこれまで登場してこなかったタイプの人だ。
私が何を伝えても私を否定したことがない。
さすがにこれはドン引きするでしょ?的なことも全部。それでも私にとって自分の思っていることを伝えることはとてもハードルが高いことで。いつも怖い。「またわかってもらえないかもしれない。」って思考回路が強いから。
だけど私は変わるって決めたから、自分の願いを外の世界に出すことをやめたくない。
叶うか叶わないかはどうでもいい。
なんだけど…口ではどうでもいいと言いながら、自分の思い通りにならないと気づかないうちに「拗ねていじけて口閉ざす」をやっている。ことにやっと気づいた。「どうせ言ってもわかってもらえないもん」が知らぬ間に発動している。ホントに飲み込み癖が強すぎる。
だからそれから
「で、結局のところ、どうなりたいの?」
を一人もんもんと考えた。
頭の中だけでは整理できないから紙にも書いた。
「どうせ私なんて誰からも愛されない」
「どうせ私なんて何も成すことはできない」
「どうせ私なんてなんの価値もない」
私の中の色んなとこから湧いてくる「どうせ」は「どうせ言ってもわかってもらえない」が起点となって全部つながっているのがわかった。
それと、私が自分の考えてることや願いを彼に伝えると、とりあえず聞いてくれる。受け止めてくれる。叶える努力をしてくれる。のが伝わってくる。それは私にとって
「思ったこと言っていいんだよ」
「もう飲み込まなくていいんだよ」
「我慢しなくていいんだよ」って言ってくれてるのと同じことなんだって。そこともつながった。
そしたらもうさ、感謝しかない。
ただいてくれるだけでいい。ってなったら涙出た。
魂に触れた時、心の本当の声に気づいた時に涙が出るのは知っていた。
でも今回は「心と体と頭がつながっている」のを感じた。
心の本当の声を聞くために頭を使っていっぱい考えた。
自分の中の正解に辿り着けたから体が反応して目から涙が出た。
これってすごくない??
頭で考えて涙を出そうと頑張っても涙は出ない。
心が震えた時だけ涙が溢れる。
この瞬間の気持ち良さがたまらない。
だからグルグルぐずぐず考えることをやめられない。
だってわかった時のあの、あの、気持ちよさ。
何て言えばいいのかな。
「はぁ♡決まったぜ。」的なあの感じ。
あ、これ、どこまで続くんだろ?
本当の自分を取り戻す道はまだまだつづく、だな。
おしまい