桃の小路でひと休み -7ページ目

泣きながら目覚めた。

ぽろぽろ、ぽろぽろ、涙が出ていた。


夢におかあちゃまが出てきた。

みんなで居間のテーブルを囲んでいて、お正月みたいに“みんな”が揃っていて談笑していた。

おかあちゃまが、お茶を淹れながらにこにこお話ししていた。

病気になるまえの、元気なおかあちゃまだった。


夢の中はとっても和やかなのに、でも私にはちゃんと“おかあちゃまがもういないこと”を分かっていて、、その辺りからはもう夢と現実の間で号泣していた。


書いてても、涙が出てくる。

とっくに慣れてるのにね。

病気でいなくなっちゃったのが悔しいのかなぁ。

逝くのはやすぎだったよね。


今日の東京はあったかくて4月の陽気だって。


おかあちゃま、また春が来ましたよ。桃の花見に行きたいね。