【丸亀城】
丸亀城(別名、亀山城、蓬莱城)は生駒氏が慶長2年(1597)から5年をかけて
西讃岐の支配のため築城したが一国一城令により廃城となった。
その後生駒氏の転封により讃岐は東西に二分され西讃の拠点として
山崎氏がその城跡に寛永20年(1643)より築城を開始した。
石垣は、緩やかであるが野面積みと端整な算木積みの土台から、
頂は垂直になるよう独特の反りを持たせる「扇の勾配」となっている。
山﨑氏絶家御は京極氏が入封し明治維新をむかえる。
石垣に使用されている石は大きく、ノミの跡も美しい。
【大手一ノ門】
※内部も一般公開しており、昔の太鼓や城を防御するための石落としの仕掛けなどが見学できる。
うちわ職人が迎える工房になっていて
うちわの実演コーナーや製作体験もできる。
【見返り坂】
傾斜が急で、時々立ち止まって振り返りたくなることから
見返し坂とよばれる。新緑と紅葉が美しい。
【三の丸石垣】
内堀から天守閣へ向け、4層に重ねられた美しい曲線を持つ
石垣は、高さにして約60メートル、日本一の高さを誇る。
別名腰曲輪と呼ばれる石垣群にそって歩くと、
吉井勇の歌碑や搦手門跡、三の丸井戸などの史跡が見られる。
【二の丸】
二の丸には桜が植樹され、市民の憩いの広場となっている。
広場の真ん中には日本一深い井戸がある。
暗色の石垣と鮮やかなコントラストを奏でる白亜の天守閣は、
全国でも珍しい木造天守閣として知られる。
※夜はライトアップされている
本丸から360度讃岐平野と瀬戸内海が一望できる。
野面積みとは自然石をそのまま積み上げる方法であり。
加工せずに積み上げただけなので自然との調和が美しい。
お城の門としては珍しい薬医門造りで、
屋根越しに見える天守閣との調和が美しい。