夢に描いた日々は遠い昔の夢の中。


志望校の申込が今日までで、息子にかける言葉はない。


最低限の生きていく術を教えてあげなきゃいけない環境。


私が決めた道だから息子には下を向かないで笑っていてもらいたい。


君たちは希望を自分の手で掴むんだよ。

今はこんなせまい世界だけど、

幸せになる術を身に付けて欲しい。


こんなとこにいてはダメよ、

羽ばたけ大海へ


大切な人を守るための力、その胸に腕に。

その手にある思い離さない器。

いびつだっても、大きくなくても君のサイズでいいのよ。

君の幸せは母の願い


丘の上に枝だけの木。

春が来ても花も咲かない、葉もつけない。


いろんな枝を伸ばして大きく成長しようと、鳥に気づいてもらおうと、だけどいつも誰かに折られてしまうんだ。


だけどめげずに挑戦!

だからこんなに沢山の枝が伸びた。

折られたっていい、いつか花を咲かせたくて。

折られたって折られたっていつかいつか。

なんかいびつに根っこだけ大きくなって身動き出来ない。だけど、この地で花咲かせたい。


自問自答。


これからどうしようかなぁ。

鳥の様に空は飛べない、

もう一度枝を伸ばしてみよう。

花が咲かなくても、その枝の先に鳥が止まる様にこの力全て使って1つの花を咲かせよう、そしてもう一度満開の花を咲かせてみたい。