2013年1月6日のなかのゼロでの初単独ホールコンサートにおいて、チアチアのビクターからによるメジャーデビューが発表されました 
結成してからおよそ2年半弱でしょうか、2期・3期メンバーの加入があり、またメンバーの卒業もあったりしました 

みんなおめでとう、という気持ちと、もうひとつの気持ちが自分の中にあります 
それは、意外とメジャーデビューって安っぽいんだなということ 

ファンが100人いないのにメジャーデビューできるって! 

うちがチアチアを見るようになったのは、一昨年の7月のマップ劇場の記念公演から 
平日各曜日ごとにレギュラー公演があり、月曜は女子流、火曜は風男塾、水曜がチャレンジ枠としてチアチア、木曜はアプガ、金曜がスト生でした 
(入場料:チャレンジ枠のみ1500円、レギュラー枠2500円) 
この中でほぼ毎回行っていたのは女子流とチアチア、アプガの3組 
でも女子流は3回に1回くらいは抽選で外れていましたね 

チアチアはまず外れることがなく、というか、椅子がほぼ埋まっていても立ちで3列くらいという感じでした 
チャレンジ枠からレギュラー枠に昇格した時に、およそ2割程度客足が遠のいた感じもしましたが... 

この頃に比べると今の彼女たちはだいぶ成長しています 
大きなステージを何度も経験してきたことが成長してきた要因でしょう 
成長が進むに連れて、メンバー間でのスキルの差も目立つようになってきたのもこのあたりですかね 
踊れる子と踊れない子、歌える子と歌えない子 
ステージを見ていくにつれて、踊れない子は踊らなくていい、歌えない子は歌えなくていいという感じに見えてきたのがここ半年くらいかな 

踊れる子でもいつの間にかフリを自分でアレンジしてしまっている子、その結果として全体で見た時にまとまっているようには見えなくなるという結果に 
今回のなかのゼロでもフリが他と違っているのが散見されました 
以前に中野サンプラザで見たときはまとまっていたのにね、いつの間に? 

集客についてもマップの頃からですが、17人→16人→15人と来て、今回18人に 
その間ですが有料のライブ、マップだったり初台だったり恵比寿だったり赤坂だったりで、100人を超えたことって何回あったでしょうか 
確かマップから初台、恵比寿のはじめころまで、その日の動員数を発表している時期がありました 
動員数のべ2000人を目標にしていた時期でしょうかね 
いつしかやらなくなりましたね、60とか70って日が多かったと思います 

メンバーが16人とかいて集まるのが100人行かないってどうなんでしょう 
単純に割り算をすると、メンバー一人あたりのファンの数が5~6人というのはね 
そのような中で4thシングルのRISEはよく9000弱も行ったなぁと思います 
この週は真野ちゃんとももクロが同時だったので結果として11位でしたが、この2組がいなかったら確実にベストテン内になっていたんでしょうけども 

メジャーとなると、この9000弱という数字から判断されるようになるのはほぼ確実でしょう 
もっともそのために仙台・名古屋・大阪・福岡でキャンペーンを張るのでしょうけども 

チアチアの魅力、一昨年は大人数が武器になると思っていましたが、今ではむしろ足かせ? 

昨年からイベントへの出演も選抜になることが多くなり、いちおうは日々の活動状況を見て判断されているようですが、一部ヲタの力の強弱で判断されているフシがあるのも気になるところです 
それをやってしまうと、中列・後列メンの下克上ができなくなってしまうと思うわけで 
今のチアチア、仲がいいけど、相互にライバル心が感じられないんですよね 
なんか今のままでいいやぁみたいなね、上に上がりたいというギラギラ感を感じられない 
りかこちゃんの「いつでも全力!」というのとはまた違うんですよね 

チアチアって「全国のお父さん、若きサラリーマンを応援する」というコンセプトのもと、プロデューサーの井上さんが作詞や衣装デザインを作ってきていました 
実はここが一番大事な部分なのですが、しかしそれがうまく広められていたかとなるとどうなんだろうかと 
ぱっと見、制服を着て歌って踊っていて、似たようないでたちのアイドルは多いですよね 
他のアイドルとの差別化、チアチアの場合はそれが接触系に重きを置きすぎているんじゃないかと 
レスや指差し欲しさの対バンでのルール無視や、マップでの不正な整理番号取得、サテライトなどでの着席位置・立ち位置の常連内での融通など、気になったので来てみましたという人には入りにくいのも現実 
もう一つ、入りにくいのに個別握手の連発で、初見の人には敷居が高いことも 
どんなに楽曲が良くても、今のままでは「接触だけのアイドル」でしかないんじゃないのかな 

もっともパフォーマンス力についても、フリがまとまっていないからパフォーマンスが中途半端 
歌う人は安定している人が歌っているからいいようですが、曲によっては少ないマイクをリレーするから結果として不安定になっているような 
レッスンをする時間が少ないんでしょうね、言い方が悪いけど学校の部活みたいな感じでやっている? 
昔おニャン子がそう言われていた時期があったけどそんな感じがしますね 

メジャーになることで広告宣伝費や制作費が今以上に使えるようになるんじゃないのかな 
そうすると今まで井上さんの手作りだった楽曲や衣装も、他の人の手で作られることになって井上カラーが出せなくなるのを心配しています 

そして今回のホールコンで気になったことですが 
まずは劇団チアチアの舞台、赤坂での公演は見ていないので今回が初見でしたが、意外とちゃんとできているじゃんというのが好印象でしたが、今の舞台演出ではタブーではないんでしょうか 
演者が客席の真正面におしりを向けるというのって 
以前何かで見た演出家の方の話では、体を斜めにして客席正面にはおしりを向けないとされていました 
おしりを向けられると顔の表情が見れなくなるんですよね、だから体を斜めにして表情が見えるようにするという 

それと3期お披露目ですが、あの流れだと3期だけで歌うのかと思いきや、結局18人でのパフォーマンス... 
合格発表から1月6日まで、いっぱい日にちありましたよね? 
もうひとつ、カバー曲で昼は1期だけで、夜は2期だけで歌いました 
そのあたりを歌う前なり後なりでもいいので一言喋ればと思ったり 

あと客席の割り振りについて 
ぴあ・ローソン・イープラスでのプレオーダーや先行販売で販売したのがあ列からか列まで、サテライトで個別握手券のダシに販売したのがさ列一部とし列以降で、いわゆる関係者席がき列からさ列まで
ちょうど客席の中段位置に親族の方が来ているような感じで、そこの一帯だけ立っている人はまばら 
客席に降りてきたメンバーも明らかに層が違うことに戸惑いを隠せないメンバーもいたようですね 

ももクロも初めてのホールコンではPA機材の直前が客席で、機材からのケーブルが座席の上をかすめるような感じで、スタッフの人がビビっていたのを思い出しました 
まだ手慣れていない部分もあったのでしょうけども、双方にとって最良の割り振りをして欲しかったなと思いましたね 

これらの結果として見た目としては埋まっているように錯覚できるようには入っていましたね 
ただ周辺でも空席は目立っていて実数として200は入っていない感じでした 
赤坂や恵比寿でも80人集まらない割には健闘したとも言えますが、その分チケットをあちこちに声かけたりしていますからねぇ 


チアチアに望むことは 
・パフォーマンス力を上げてください。ダンスレベルの平準化(できないからやらせない、ではなくて、できるまでステージには立たせないぐらいの気持ち) 
・マイク本数を増やして全員が常に歌えるようにしてください(自分は歌メンではないからいいや、という気持ちのメンバーはステージには立たせない) 
・常に客席全体にいる人の顔を見てください、客席からはあのメンバーはどこそこしか見ていないというのはお見通しです 
・SMSやアメブロはメンバーの情報の重要な発信手段です、気が向かないから書かないはもってのほか。とくにSMSはメンバーのためにお金をはたいてわざわざ読んでくれているものです 
・自己管理をしっかりとしてください。他のアイドル現場に行ったときは楽しむ気持ちも大事ですが、そのアイドルさんたちは常にどこを見ているか、ユニットとしてのまとまり具合、表情を観察してください。そして見に行くのはできるだけ自分たちよりも上位の人達を見てください(ホールやアリーナクラスで公演を行うユニット) 


初夏からのメジャーデビューに向けて今までとは違う気持ちで挑んでもらいたいですね 
期待しています