UKでの駐在を開始した。
こちらでのポジションはManaging Director、現地子会社の社長である。
現地のオペレーションの全責任が降ってくる。
営業、技術、管理、、、現地子会社社長なので当然なのだが。
以前USに駐在で5年間ほど子会社に滞在したことがあったが、規模的にもそこそこ大きな子会社であったため組織がしっかりしており、揺るぐことなき運営が行われていた。
当時私は海外経験もなく英語は全然できない、マネジメントの経験もないわたしだったが、企業運営はしっかりされていたことと、当時は中間管理職の身であったということで、仕事に大きな支障はなかった。
今回は事情が異なる。規模は小さくERPなどのシステムも弱い、管理は甘い、情報共有もされていない。組織的に動いているというより、個々の能力に任せて属人的に運営されている要素がかなり強い。
規模が小さいこともあるが、日本企業の子会社ということで社員は長年勤めることが多いということも属人化する一因だ。
長年勤める間にどうしてもその業務をブラックボックス化してしまったという側面もあると考えている。
他の日本企業、特に中堅企業ではよくあることの様だが、本社が現地子会社の経営に踏み込んで関与せず、
現地に裁量を持たせて運営させることがある。当社も同様で、現地人に大きな裁量を任せてきた。
それ故、これまで日本人駐在員は同国に置いてこなかった。
今回、主力メンバーがポポポン、と抜けた。営業の主力、管理の主力が不在となり、大ピンチである。
顧客は怒っている。管理の屋台骨も揺らいでいる。
こんな状況下で私が現地子会社社長に代わって指揮をとらないといけない、という状況なのである。
経験も英語力も不足している。この状況で現地子会社をどう切り盛りし、難局を乗り越えていくのか、
自分の考えを整理する目的でちょくちょく書き残していきたい。(ブログしてる場合ではないのだが)