幼稚園では、男の子たちの遊びはほぼ2つに分かれているようだ。


ひとつは、虫を探したり水や泥んこで遊ぶタイプ。

そしてもうひとつは、戦いごっこタイプ。


きちまるはがっつり前者のタイプ。


今日の降園後の園庭解放で、あいかわらずダンゴムシを見つけたり蝶々がどうのこうの言っていたきちまる。


戦いごっこをしているお友達が目に入り、見よう見まねでちょっかいを出した。


案の定、ビシッと叩き返され。(ですよね~!)


みるみる元気がなくなりかたまってしまった。


そして、「ケンカしたの。」と、ひとこと。




ママさんから、ごめんね、と言われたものの(いや、ちょっかい出したのはきちまるなんで!)、遊びの範囲でもあるし、でも叩いたり蹴ったりだから、どのへんで止めたらいいのかすごく線引きが難しい、という話をしました。
 

年少さんは、とくに力加減も難しく、年長さんでさえ、熱が入ってきたら力いっぱいやってしまうこともあるよう。


ましてや、戦いごっこがよく分かってないきちまる。


うーん、これはどうしたもんやろう。

と思ったものの、今回ちょっとだけだけど参加してみて、楽しくなかったんなら別にやらなくてもいいやん。

と、思ったので、

お友達叩いたら、戦いごっこなんやからそら叩き返されるで。

今日は叩かれて嫌やったんやな、じゃあもうやめようね。


というようなことを伝えてみたのだけれど。


戦いごっこが好きなおともだちのママは、強くやってしまってることもあるから目が離せない。

と言っていた。


そして、戦隊ものを見ているわけでもないのに、想像してやっているのだとか。

なんかすごい、男の子の本能みたいなものなんだろうか。



自由に好きに遊んだらいい、とは思うのだけど、こどもは全力で遊ぶから、そばで見ていたらなんだかあれこれ言いたくなる。

危ないことと隣合わせな遊びも大好きなのだろう。

お友達からちょっといじわる言われてるのを見ると、せつなくもなるし。


でも、親がどんなに正しいことを教えても、世の中ってわりと理不尽なことも多い。

正しいことが通らないことだってたくさんある。


だから、やっぱりたくさん揉まれて嬉しいことも嫌なこともたくさん経験した方が糧になるのだろうと思う。


親は、励ましたり見守ったりしながら、いろんなやり方で応援するしかないんだろうな。


小さな社会で頑張っているきちまるを見て、ふといろいろ感じた今日でした。