恩田陸 「夜のピクニック」
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。全校生徒が夜を徹して80kmを歩き通すという伝統行事。3年生の甲田貴子は、誰にも言えなかった秘密を精算するために、自分に小さな賭をして、歩行祭りに臨む。
「いやあ、若いっていいなぁ。」
「みんな色々あるよね」
「僕らも色々あったわ」
「わかる。わかるよ~。」
っていう風な気分になります。
実際、この本の登場人物達のように、いろいろ抱えているわけでもなく、いろんな出来事があるわけでもない、ごくごく平凡な高校生活を送った僕なので、本当の意味で共感できてるわけでは無いんだろうけど・・・。
と、軽い感じの感想から入ったけど、僕の好きな「なんかスゴイことが起こるんではないけど、全体的になんかいいよな」というタイプの本。
ただ、自分の中学や高校時代にこういう学校行事があったらおもしろかっただろうな、と思う。こういうイベントがあれば、何も無い高校生活に、何かあったかもしれない。いいなぁ、と思う。
久々に、必死に読んで、読み終わってスッキリする作品でした。
さすが本屋大賞!
恩田陸さんの他の作品も読んでみよ うと思う。