8月11日、たいへん興味深いコンサートに行ってきました。
いつもお世話になっておりますクラビアハウスさん主催のヴィンテージピアノによるピアノコンサート。
使用されたピアノは、1908年英国製 ジョン ブロードウッド アンド サンズ で、アクションの構造的にもその当時としては抜きんでた技術で作られていたというお話でした。モダンピアノの最初期のこのピアノを、クラビアハウスさんの技術で見事に復活、110年過ぎた現在でもとてもよく響いていました。
ミニコンサートは、ヴィンテージピアノを買い付けに行ったイギリスで知り合ったという、ロンドン在住のピアニスト今井正さんの演奏で行われました。
演目は古典から近代まで幅広い内容で、素晴らしいテクニックと熱い魂を感じる演奏はブロードウッドの
ポテンシャルを十二分に引き出していたように感じました。また、各作曲家とブロードウッドのお話は、当時のブロードウッドが大作曲家たちに愛された名器であったことを物語るたいへん興味深いものでした。
コンサート後は、ブロードウッドの中身を取り出してのメカニックタイム。お客様も興味深々でしたね。
by betty
演目:
ハイドン ピアノソナタ ト長調 Hob:XVi27 より 第1楽章
ベートーヴェン 幻想風ソナタ op..27-2 月光
ショパン マズルカ op.59-2,59-3
リスト 愛の夢第3番
ドビュッシー プレリュード第2集より 月の光が降り注ぐテラス 花火
アンコール:ドビュッシー アラベスク第1番
クラビアハウスwww.klavierhaus.co.jp/