昨夜、「秋の夕べの音楽会」に行ってきました。
台風接近で天気が心配されましたが、さほどの雨風の影響もなく、たくさんのお客様がご来場されていました。会場には外国人の方も多く、国際的な雰囲気満載でした。
ルーテル市ヶ谷の穏やかでしっとりした空気の中、ソプラノとヴァイオリンとピアノによる聴きごたえたっぷりの演目で、エレガントな大人の演奏会という印象です。
潤いのあるソプラノは、そのお姿ともに美しく、日本歌曲もシェヘラザード素敵でした。ヴァイオリン伴奏とソプラノというアンサンブルも、とても自然でそれぞれの魅力が感じられて新鮮でした。ピアノも柔らかい響きが糸が伸びるように届いてきて、きらりと輝きを感じました。そして、ブラームスのF.A.E.ソナタ(Vr.Pf.)の深く強く、甘い響きが心に残りました。
本当に隅から隅まで味わえた秋の夕べの音楽会でした。
♪プログラム
・落葉松 (Sop.Vn.Pf)
・ゆく春 たんぽぽ (Sop.Pf)
・レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス (Vn.) クライスラー
・荒城の月 待ちぼうけ (Sop.Vn.)
・ノクターン (Pf) レスピーギ
・シャコンヌの主題による変奏曲 (Pf) A.カゼッラ
・歌曲シェヘラザードより アジア 魔法の笛 (伴奏:原田園美)
・ため息 (Pf) リスト
・母の教えたまいし歌 ドヴォルザーク=クライスラー
・F.A.E.ソナタ ブラームス (Vn.Pf)
Sop.ウィリアムズかおり Vn.信田恭子 Pf.北村恵
