今日は汐留ベヒシュタイン・サロンで行われている「風の賦 夢幻Concert」に行きました。今回で第22回めとなるこのコンサート、グラナドス生誕150年を記念して、上野範子さんがグラナドスの世界を演奏されました。

ハカラ、セレナータ ゴィエスカ、という曲で始まり、
本日のメインとなるゴィエスカスをチラチラと予感させ、期待も高まりました。
なんて素敵なプログラミングでしょう。
ゴィエスカスはグラナドスが1911年に作曲した最高傑作と言われています。
抒情的であったり、叙事的であったり、
音楽が物語り、それぞれの場面へと誘います。
独特なリズム、熱く濃密な空気、甘く切ないメロディ、スペインの魅力満載です。
それを伝える上野さんの超ハイレベルなテクニック、精密な分析、多彩な音色、
グラナドスの素晴らしさと一緒に、上野さんの素晴らしさが溢れ出るコンサートでした。・・・それをご指導されたデボラ先生もまた素晴らしいです。 by betty
<プログラム>
・ハカラ
・セレナータ ゴィエスカ
・ゴィエスカス
第1部 1.愛の言葉 2.窓辺ぼ語らい 3.ともしびのファンタンゴ
4.嘆き、またはマハとナイチンゲール

・間奏曲ーチェロ(大友裕子)
・ゴィエスカス
第2部 5.愛と死(バラード) 6.エピローグ 幽霊のセレナード 7.わら人形ーゴヤ風な情景
アンコール:アンダルシア 鳥の歌