大学の学部生(昼間部)が2008年11月までの1年間で支出した生活費が約67万6300円だったことが、独立行政法人日本学生支援機構の08年度学生生活調査で18日、分かった。不況が本格化する中、ピークだった00年度よりも27.8%減少した。
 収入ではアルバイト代が8年ぶりに増えて約35万8300円になった。不況が本格化する中、生活費は節約し、アルバイトや奨学金に頼る学生の暮らしぶりがうかがえた。
 調査は1968年度から隔年で実施。今回は国公私立の短大生、大学学部・院生の計4万1222人から回答を得た。
 学部生の収入では、アルバイト代が2年前の前回調査より6.5%増。奨学金も12.1%増の約33万6700円となった。仕送りなど「家庭からの給付」は3.1%減の約144万9400円だった。
 支出では生活費が6.6%減の約67万6300円となった。内訳を見ると住居・光熱費の11.6%減、食費の7.4%減が目立った。安上がりで済む自宅からの通学者が2.6ポイント増えて54.1%となったことも影響した。
 授業料などの学費は1.0%増の約118万3000円で過去最高を更新した。 

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