【読了までに要した時間:5時間】※今回は読書感想ではなく書評です。

最近、「あれだよ、あれ」と言って言葉が出てこないことありませんか?
いえ、自分がそうなんですが。

そんな時本屋で見つけたのがこの一冊です。オビより引用。

「パソコンやインターネットの普及、強いストレス、忙しすぎる仕事・・・・・・。効率化社会の中で、現代人の脳に何かが起きている」

脳神経外科専門医と言う肩書きを持つ著者の築島節(つきしまたかし)さんは、他にも「脳が冴える15の習慣」などいくつかの著書を持つ文才のある方であり、前述の本は何を隠そう、私の本棚に入っている本です。

この本はそれを知らずに買ったのですが、その本と同様とても読みやすいです。様々なサンプルをあげ、日々の生活習慣の中で悪しき習慣や、それに対する対処法をリズム良く読ませてくれます。

ただしパソコン全盛の現代で、築島さんのおっしゃるようにパソコンの使用を制限するのは難しい。特に私のように業務で使う人間にはなおさらです。

だからこそ、この本を読み、何が問題となり、どんな対処が必要なのかまず知る必要があると思います。

パソコンを長く使う方。
最近、記憶力が悪くなったと思う方。
「まだ自分は大丈夫」と思っている方。

この本のオビにあるチェックシートを使って、自分の危険度を測ってください。
そして思い当たる節があれば、ぜひ手にとって見てください。

パソコンの画面を長時間見続ける私には耳の痛い言葉が続きますが、そういう言葉にこそ有用な意見が含まれているものです。もしこの本の内容を忘れそうになったら、そのときこそ危ないと思って読み返すことにします。

以下のリンクの書評は、この本の著者とほぼ同年代の方と思われますがほぼ同意見とおもわれますので、この読書感想の対比として見比べてもらえればと思います。

フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる(情報考学 Passion For The Future)


フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)
築山 節
日本放送出版協会
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おすすめ度の平均: 4.5
4 脳の「回転数」をあげることが大切
3 ひとことでいうと
3 脳神経外科が語る現代人の脳について
5 意識して脳のフォーメーションを変える
5 いい本です。