404 Blog Not Found:ひろゆき、自叙 - 書評 - 僕が2ちゃんねるを捨てた理由


上記の小飼さんのブログに、詳細な解説が付いていますが私なりのコメントを。


世の中にあるインターネット信仰やメディア信仰を打ち砕く本、とするとオーバーですが、それを持っている人にはぜひ一読して欲しい本です。

ただしタイトルに関連した内容は冒頭の1章のみで、他の章は関係無く独立しています。トピックを列記しておくので、これに興味を持たれた方にはお勧めです。


・2ちゃんねる譲渡
 (2ちゃんねるを手放した理由)
・大いなる勘違い
 (クラウドや携帯電話、フィルタリングなどについて)
・ネットと広告
 (タイトルまま)
・テレビはもう、死んでいる
 (タイトルまま)
・対談 土屋敏男×ひろゆき
 (電波少年の仕掛け人との対談)
・ルーツ・オブ・ひろゆき
 (ひろゆき氏について)


元2ちゃんねる管理人ひろゆき氏は、世間一般のイメージではお騒がせイメージが定着している節があります。しかし書物を読む限り、物事に対して脚色をせず物事を分析する至極まっとうな人です。ただし歯に衣着せぬ物言いをするので、敵は作ると思いますが。


この本の中でも、幻想を打ち砕く事実を客観的にまとめ、問題点を淡々と指摘し、ひろゆき氏なりの解決方法を提示しています。


「それができれば苦労しないよ」


物事を解決できない(しない)人物が口にする捨て台詞を、この本を読んで言う人は多いかもしれません。しかし問題点の本質から目を背け、目の前の作業のみに没頭する人を見てイライラしている私には良いガス抜きの本だったため、久々に一気読みをしてしまいました。もう1,2度は読み返したいと思います。


KY、上等。自分の意見を押し通すときに使えればいいんです。


僕が2ちゃんねるを捨てた理由 (扶桑社新書 54)
ひろゆき
扶桑社
売り上げランキング: 38
おすすめ度の平均: 4.0
4 既存メディアとネットの対比