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赤城高原で観察した植物
2015年6月9日(火)
千葉県生涯大学校 卒業生学習会 
ハイキングクラブ  赤城高原

千葉駅近くのNTT東日本前からバス2台に分乗して
午前7時に出発
参加者90名
交通渋滞で都心を抜けるのに時間がかかり約1時間遅れで
赤城高原に到着
前日の雨で登山道がぬかるんでいることを考慮して山歩きは
中止して、覚満淵を中心とした散策になった。

訪れたところ  
大沼と赤城神社  標高:1345m  
ビジターセンター 標高:1360m  
覚満淵       標高:1360m  
白樺牧場      標高:1400m

赤城神社 まずはお参り

赤城神社


大沼に架かる橋 鯉だ鯉だ

橋を渡る


短い時間でしたが、沢山の植物を撮影できましたの紹介します。


今回の主役はレンゲツツジ(蓮華躑躅)  
つつじ科 落葉低木

レンゲツツジの名前の由来は諸説あるが、
レンゲツツジは蜜も含めて木全体に毒を含み、高原に生えるけれど、家畜である牛や馬が食べないから大群落となることもあって、レンゲのように敷地いっぱいに広がる様子から、
または花や葉が枝先に丸く円を描くように並ぶからそれを蓮華(ハス)に見立てて「レンゲツツジ」という名前がついたといわれている。

「きれいな花には毒がある」という言葉の典型か!

レンゲツツジの群落 白樺牧場


レンゲツツジの蕾 覚満淵 
白と赤のコントラストが可愛い


レンゲツツジの開きかけの花 覚満淵



大沼周辺で観察した植物
マムシグサ(蝮草) 花 さといも科 多年草
蝮が鎌首をもたげたような花

マムシグサ


シナノキ(科の木) 葉 しなのき科 落葉高木
ボダイジュと同じ仲間で7月にはいい香りのする花をたくさんつける

シナノキ


ビジターセンターで観察した植物

ヒメウツギ(姫空木) ゆきのした科 落葉低木
ウツギの仲間で大きくならないことから

ヒメウツギ


ミツバツチグリ(三葉土栗) 花 ばら科 多年草
ヘビイチゴと同じ仲間で見分けるのが難しい

ミツバツチグリ


ヤマハタザオ(山旗竿) 花 あぶらな科 多年草
すっと伸びた茎の先に花がつくのを、旗竿に見立てた

ヤマハタザオ


コメガヤ(米茅) 花 いね科 多年草
米粒に見える花 見事な命名

コメガヤ


タイアザミ・トネアザミ(大薊・利根薊) 斑入りの葉 
きく科 多年草
葉に出ている白い斑がおもしろい
秋にはきれいな花が咲く

トネアザミ


クリンソウ(九輪草) 花と全体 さくらそう科 多年草
花の付き方が、五重塔などの先端にある九輪に似ている
ことからこの名前がついたが、九段になるとは限らない

クリンソウ

こちらは花のアップ


ナツトウダイ(夏燈台) 花 とうだいぐさ科 多年草
夏となっているが千葉では4月には咲いている

ナツトウダイ


オオヤマフスマ(大山衾) 花 なでしこ科 多年草
花びらが少しいびつになっているが、なでしこ科の花は
小さくても気品がある

オオヤマフスマ


ウリハダカエデ(瓜膚楓) かえで科 落葉小高木
モミジの仲間カエデの葉の形はいろいろあります

ウリハダカエデ




覚満淵で観察した植物

ミツバウツギ(三葉空木) みつばうつぎ科 落葉低木
咲きかけの花  葉は名前のとおり3枚づつ

ミツバウツギ


ナツグミ(夏茱萸) ぐみ科 落葉小高木

ナツグミ


ニョイスミレ・ツボスミレ(如意菫・坪菫) すみれ科 多年草
スミレの仲間では遅く咲き始める
平地でも良く見かける
如意は、ニョイスミレの葉が仏具の如意に似ていることから
との事ですが、仏具の如意はどんなもの?
ニョイスミレ


ミヤマハタザオ(深山旗竿) あぶらな科 多年草
前述の「ヤマハタザオ」の仲間で、標高の高いところに
生えている。
全体に華奢な感じ

ミヤマハタザオ


クルマムグラ(車葎) あかね科 多年草
葎と名がつく植物はいくつかあり、輪生する葉の数が
2枚、4枚、6枚、8枚などあります。
6枚のものはクルマ(車)と呼ばれます。
車輪のスポークを思わせるということかな?
この写真のピントはどこに合ってるのか?
恥ずかしい写真です。

クルマムグラ


キンポウゲ・ウマノアシガタ(金鳳花・馬の足形) 
きんぽうげ科 多年草
輝くような黄色の花をつけます。
きんぽうげ科の植物は有毒なものが多く、キンポウゲも
有毒です。
有毒で名高い「トリカブト」もきんぽうげ科です。

キンポウゲ


クワガタソウ(鍬形草) ごまのはぐさ科 多年草
私にとって初めて撮影できた花で、感激しています。
家に帰って植物図鑑を調べて名前にたどり着きました。
日本固有種の花。
名前の由来は種子に成る過程で萼片の形を兜の鍬形に
見立てたとありますが、種子を見たことがないので・・・・

クワガタソウ


オニゼンマイ(鬼薇) ぜんまい科 夏緑性のシダ
葉の途中に胞子がついて黒っぽくなる、少し不気味な
シダですが、コゴミと同じように食べられるそうです。
でも、私はちょっと!!

オニゼンマイ


ナルコユリ(鳴子百合) ゆり科 多年草
垂れ下がった花の様子が鳥を追う鳴子に似ていることから。

ナルコユリ


白樺牧場で観察した植物
以下の四種は自然に生えていたものではなく植えられた
ものを撮影しています。

サラサドウダン(更紗灯台) つつじ科 落葉低木

サラサドウダン


ドウダンツツジ(灯台躑躅・満天星) つつじ科 落葉低木

ドウダンツツジ


ヤマツツジ(山躑躅)  つつじ科 落葉低木

ヤマツツジ


ナナカマド(七竈) ばら科 落葉高木

ナナカマド


ミヤマニガイチゴ(深山苦苺) 落葉低木
ニガイチゴ(苦苺)は平地でも見かけられますが、
ミヤマニガイチゴはある程度高いところでしか
見かけられません。
葉の切れ込みが大きいのが特徴です。

ミヤマニガイチゴ


シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺) ばら科 多年草
へびいちごは黄色い花ですが、この種は白い花なので
この名前になりました。
赤く熟れた実は美味しいそうです。

シロバナノヘビイチゴ


ハルザキヤマガラシ(春咲山芥子) あぶらな科 多年草 
ヨーロッパ原産 明治末に渡来し全国に分布。
平地ではあまり見かけませんが、1000m程度の標高の
所では良く見かけます。

ハルザキヤマガラシ


ノコギリソウ(鋸草) きく科 多年草
ギザギザの葉を鋸に見立てた名前。
写真では葉がうまく写っていない。
よく似た「セイヨウノコギリソウ」かもしれない。

ノコギリソウ


アカメヤナギ・マルバヤナギ(赤芽柳・丸葉柳) 
柳絮をとばす前の未熟な果実 やなぎ科 落葉高木
赤芽柳は、若芽や若葉が赤みを帯びていることから。
丸葉柳は、ほとんどの柳は葉が細長いが、
この柳は葉が丸っこいことから。

アカメヤナギ