フルボ酸が含まれるシラジットはインドの万能薬
みなさんは、シラジット(Shilajit)という言葉を聞いたことはありますか?
古代インドのアーユルヴェーダ医学で、古くから伝統的な薬としてシラジットが使われてきました。
ロシア、モンゴル、チベットでも、このシラジットは採取できますが、インドとチベットにまたがるヒマラヤ山脈から取れるシラジットがとても有名です。
ヒマラヤ山脈などでは、そこに生息していた植物や動物が死んで土に帰るとミネラルを吸収し、圧縮されて、何千年もの時間をかけて発酵され、じっくりとシラジットになっていきます。
このシラジットには多くのミネラルが含まれるほか、フルボ酸も豊富に含まれています。
シラジットに含まれるフルボ酸は15~20%ほどだと言われています。
ヒマラヤ山脈の先住民が愛用していた!|フルボ酸発見のエピソード
もう遠い昔の話で文献には残っていないようですが、シラジットは3000年以上も前に、ヒマラヤ山脈に住む先住民が見つけたと言われています。
その言い伝えによると、ヒマラヤ山脈には毎年夏になると大きな白い色をした猿たちが山の頂上を目指しやってきて、そして頂上でヒマラヤ山脈から取ってきたであろう黒い色をしたグミのようなものをみんなで食べていました。
ある日、それを見た先住民が同じものを持ち帰って口にしてみた所、たちまち骨や筋肉などが丈夫になり、年配の人も身体の調子が良くなり活発になったそうです。
その土地ではシラジットと言われ、その後代々親しまれてきました。
シラジットには豊富にフルボ酸が含まれ、その効能をいち早く把握し、薬として使っていたことから、シラジット/フルボ酸は先住民が発見したのではないか、と言われているのです。
この健康効果はソマリア、ペルシャ、エジプト、トルコなど、周辺の国にも伝わったと言われ、後に世界中に広まっていった、と言われています。
彼らの生活の知恵や、自然と共に生活するスタイル(自然を崇め、自然の中に自分たちがいる、という感覚)のすばらしさを感じます。
ヒマラヤ山脈に住んでいた先住民がシラジット/フルボ酸を見つけて使っていた、と聞くと、「やはり」納得してしまいます。
北米のロッキー山脈もフルボ酸の宝庫と言われています。アメリカ、カナダの先住民たちも、フルボ酸を使っていたということです。