女性のからだとミネラル不足
女性のからだは、ホルモンに左右されることが多く、ミネラル不足に陥りがちです。
そのため、日頃から積極的にミネラル補給を心がけることが大切です。

女性に多い気になる症状

冷え性・むくみ・頭痛・イライラ・不眠・肩こり・低血圧・貧血・疲労倦怠・肌荒れ・
便秘・不定愁訴・骨粗しょう症・更年期障害・膣炎・子宮内膜症・生理不順・生理通・
不感症・不妊・つわり・流産・早産・妊娠中の血流障害からくる痛み・難産・産後の肥立ち・母乳分泌不良など妊娠出産に関する諸症状。 

不妊・つわり・流産・難産
ミネラル不足の女性が妊娠した場合、つわりに悩まされます。
妊娠初期には、新しい生命誕生のために、からだのミネラルは子宮に大動員されますので、ミネラル不足から肝機能は低下し、食欲不振、胃のむかつきが発生します。

つわりはミネラル不足の警告だともいえます。また、貧血の女性が妊娠すると、流産や早産の確立が高く、奇形児の誕生する恐れもあります。
また、妊娠中毒症の予防にもビタミン・ミネラルを充分に摂取しましょう。 

生理不順
生理の期間は、健康な女性で3~5日です。ところが、必要なミネラルが不足してくると、からだはミネラルを失いすぎないための工夫をします。

そのひとつが生理不順です。
一回の出血量を少なくすると共に、6から15日がかりで生理を終えたり、ホルモンバランスを乱して、生理周期を引き伸ばしたりして、ミネラルの損失を防いでいます。 

低血圧・貧血・冷え性
女性のからだは、生理(出血)がある限り、血液を構成する成分としてのタンパク質やミネラルが失われます。

特に鉄は1日に約10mg摂取で、約1mg排泄されます。
しかし、月経期の女性の場合、1回の月経期間に約30mgも失ってしますのです。
従って、女性は1日に男性の約倍の鉄(約20mg)をとらなければなりません。
タンパク質や鉄を含むミネラルが不足することにより、からだ(特に内臓)の貯蔵量が減少し、だるいなどの症状が現れ、
放っておくと高度の鉄欠乏貧血状態になります。
また、亜鉛だけを摂取しすぎると、体内の銅が減少し、銅が減ることで鉄が運ばれなくなり、貧血を発症します。

便秘・子宮内膜症・おりもの
血液の流れが悪くなると、当然、腸や子宮の機能も低下してきます。
細胞に必要な酵素や栄養がスムーズに運ばれず、老廃物をうまく処理できなくなってきます。

冷え性の便秘の方は、下剤ばかりに頼らず、内臓に活力をつける栄養の補給を考える必要があります。 
便秘には、一時性便秘と常習性便秘があり、女性には常習性便秘が多いのです。 
便秘の原因は、毎日の食物(ミネラルバランス)・運動不足・産前・産後・胃腸病・内臓下垂症・冷え性・血流不足など様々あります。

常習便秘は頭痛・頭重・のぼせ・めまい・不眠・精神不安・心悸亢進・にきび・シミ・そばかす・肌荒れにより女性の一番大切な健康と若さを失うことになります。

更年期障害
閉経すると、女性ホルモンの分泌が低下し、ミネラルの吸収に影響がでてきます。
その頃、現れる症状を更年期障害といいます。

肩こり、腰痛、疲労倦怠感、イライラ、不眠、自律神経失調、動悸などのミネラル不足が原因だと考えられるものが多く見られます。
骨粗しょう症や骨折が女性に多く見られるのも、整理、妊娠、出産、閉経とミネラル不足に陥りやすい女性のからだのメカニズムからくるものです。



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