プリント配線板の実装費 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

プリント配線板に部品を搭載する作業は

実装

と称される。
実装方法には

マウンタ+リフロー作業

手載せ+リフロー作業

手挿入+フロー作業

手はんだ実装

おおまかに見て4種類に分類される。

マウンタ+リフロー作業の場合、
作業時間は短時間ではあるが
準備に手間がかかる。
少量であっても電子部品をリールなどの
マウンタ作業が可能な状態でないとコストが嵩む。

マウンタ作業が不可能である場合、
手載せで部品を搭載した上でリフロー作業に移るが
人の作業に頼るため、
電子部品の極性を誤るリスクを伴う。

手はんだ実装ははんだごてを使用して
個別の電子部品を実装する作業であり、
作業者の能力に依拠する。
部品がバラび状況でも作業が可能であるが、
時間と手間がかかり、品質が安定しないデメリットがある。

当社では、
抵抗、キャパシタ(コンデンサ)のチップ部品は
E-24系列まで在庫で保有しており、
部品を準備する手間は省くことが可能だ。

以上のように
プリント配線板に電子部品を実装する場合は
作業を標準化することが難しい。
従って、電子部品の実装費用を算出ためには、
全ての部品の支給形式を予め明確にするデータ(部品支給表)が必要となる。

ホームページで公開している実装費用の産出基準では、
全ての工法に対応するため、
部品の実装費は @50 で産出する。