放熱性能を高める手法として
グラファイトシートが多く採用されてきた。
多くの諸兄は、
放熱性能を担保する趣旨で、
放熱または熱伝導シートに
高い熱伝導率を求められると考えるが、
グラファイトシートと熱源の密着性は課題である。
放熱接着剤はこの問題を解決する。
接着剤は、組成がポリマーであるため、
ポリマー単独では高い熱伝導率は得られない。
そこで
放熱接着剤と金属の併用を提案する。
元来、
アルミニウム・銅などは高い熱伝導率を保持する。
そこで、放熱接着剤を介して
熱源と放熱接着剤の密着性を向上させることで
アルミニウムや銅の熱伝導率に匹敵する
放熱性能を得ることが可能になると想定した。
従来は、
熱源とヒートシンクの密着性を向上させるために
多くの場合、ビスを利用した固定機構を採用する必要がある。
そこで、
接着剤で熱源とヒートシンクを密着・固定させることを提案する。
ビスの利用を削減することでコストダウンも図られる。