品質を保証するノウハウ~擬似断線対策(3) | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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擬似断線の撲滅が容易ならざることは
従来から言及してきた。
先日は、「穴あけ」(ドリル)工程で留意することを述べた。

擬似断線とは、回路の導通が辛うじて保たれている状況で
外部からの何らかのストレスで断線に至る。
擬似断線を検査で検出することはほぼ不可能だ。
そこで、発生した擬似断線を検出することは断念して
製造段階での擬似断線を防止することに力を注ぐことを推奨する。

擬似断線を防止する要諦は先日言及した通りだが、
「めっき」工程はドリル工程以上に重視するべきだ。