特性を知って使う ~ マグネシウムを使う工場の事故に思う | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

関東で、
マグネシウム(Mg)を使う工場で火災が発生した。
怪我人がでているとのことで胸が痛む。
一日も早い回復をお祈り申し上げる。

マグネシウムは比重が鉄の1/5程度の軽い金属だが、
酸化しやすいことと
引火すると爆発的に燃える
など、
使用には注意が必要だ。

今回の火災では、
ソルダリング(はんだ付け)が関わっていたとの報道があるが、
プリント配線板に限らず。
ものづくりに従事する人間は、
使用される材料の特性にも造詣を深めておくことをお勧めする。

プリント配線板では、
樹脂
インク
表面処理
金属
など
多くの素材が関わる上、
製造工程では、
法令で規制される素材を利用することも少なくない。

素材についての知識を深めておかないと
思いもよらない落とし穴に陥る。