BGAパッケージとCAD | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

当社では、「CADCANCE αⅢ」 という


CADを使っています。


基板の設計会社に在籍していたこともあり


なじみの深い機種を導入したかったのですが


このCADのある機能が気に入ったので選びました。


その機能は 「ファンアウト」 と呼ばれるもので


基板にBGAを搭載しようすると


最低必要な層数を教えてくれるというものです。


BGAを使おうとすると


ネックになるのは基板の層数で、


軽率に依頼すると依頼先によっては


基板の価格が跳ね上がってしまうことがあります。


これは、多くの場合、配線密度を高めるために


非貫通のスルホールを使うことが原因です。


そのため、BGAを採用する場合、


層数をあらかじめ検討しておく必要があります。


CADを使って最適な基板仕様を検討しておけば


基板の価格低減も図ることができることを


覚えておくと良いのではないかと思います。