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----------ふんわりリボン---ふんわり風船星---ふんわりリボン----------

 

 

 
 
 こちら! 5年前に図書館通いをするようになってから初めて読んだ本の中で、1,2番目に面白いです!!🎉キラキラ
 何年か前に、おそらく「辻村深月」と作者名で検索した際、この作品の作者インタビューの記事が出てきまして。それを読んだときから、読みたいと思っていました。アメブロを始めるよりも前のことです。
 その後、去年か一昨年に、テレビでお勧めの本と紹介され。ますます読みたくなったのですが、なかなか図書館で巡り合えず・・・。
 
 
 ちなみにこれを読む前の一番は、同作者の「スロウハイツの神様」でした!
 辻村深月さん・・・。
 云年前、うちの大学にいらして講演されてたんですよね。当時の私は彼女のことを存じ上げていなかったし、単位がもらえない自由参加のやつだったし、何より7限目だったので(家に帰るのが20時とかになってしまう)、参加してなかったんです。
 それは、奇しくも、「かがみの孤城」の連載中の頃でした。
 あの日参加していたら、もっと早く「かがみの孤城」に出会えていたかもしれない。
 が、そうはならず、自分の人生でベストなタイミングで出会うことができた。
 時を超えた? 素敵な巡り合わせでした。
 
 
 
 
 
 7人の学校に行けない中学生たちが、鏡の向こうのファンタジーな世界で出会い、成長していく物語です。
 現在の私とは全く無関係だと、何年も読みたがっていたということもあってそれはそれはファンタジーな気持ちで楽しく嬉しく借りました。
 
 
 ところが、その日の夕方から、私の現実では、壮絶な出来事が始まりました。
 それはほんの数日で終わったことだけれど、ネット上では詳細は書けないくらいのすごい出来事でした。
 
 
 この1年半の人間関係の出来事を、以前ブログで、「いかだに乗って、川を流れている」と表現しました。
 その川の、最大の激流に飲まれました。
 まさかの、ついにいかだが転覆しましたww
 いい意味で、人生が変わってしまうような。
 今は海がよく見えています。
 愛とはなんなのか、考えさせられています。まだそれは現在進行形です。いつかいろいろ記事にしたいです。
 
 
 とにかくその出来事がきっかけで、会いたくない人たちがいる土曜日は、毎週有休を消化していくことにしました。
 現在は、退職願が会社に受理されている状態です。
 まさかの、ちょっと不登校みたいになって、若干転校みたいになるという・・・?
 いやいや、本物の不登校や、同級生と上手くやっていけず転校する子供たちとは、全く程度が違いすぎるけれど。
 自分の人生の中では、今、それとはあながち遠からずな状況になり。
 そんな中、「鏡の向こうのファンタジーな世界」として心の支えになったのが、こちらの作品でした。
 
 
 いろいろなことがリンクしていきました。
 合わない人たちとは、住む世界が違いすぎる。こっちの言っていることが通じない。
 そしてそれは、向こうから見た私に対しても言えることでしょう。
 不登校のヒロインたちが一日登校するするシーンの頃、私も逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。土曜以外は休めないので行きましたが、思ってたほど酷くはなかった。
 「(もう)闘わなくても、いいよ」という台詞に心を打たれました。
 私はこの1年半、一体何と戦ってきたのでしょう。
 自分の住む世界に侵入してきた理不尽さと?
 なぜ戦ってきたのでしょう。
 自分の名誉を守るため?
 全く歯が立たないと思い知らされた今では、辞めることにして正解だったと実感しています。
 
 
 これ、大したネタバレにはならないと思うので書きますが、ヒロインは、最後、転校することなく自分の中学に通うことを決めました。
 転校する選択肢も与えられたら、自分だったら転校するよなぁって思った。
 どっちが正解とかはないでしょう。
 が、それはヒロインが、自分の学校に戻りやすい状況になったからであって、現実は必ずしもそう上手くはいかない。
 こんなファンタジーな世界は、現実にはない。
 ないからこそ、フィクションの世界で補う。
 
 
 
 
 
 ファンタジー、SF、ゲーム、などが好きな方にお勧めの作品です!
 ラスト、号泣しました(TΔT)キラキラ
 しょっぱかったです。しょっぱい涙は悲し泣き、そうじゃない涙は嬉し泣きと聞きますが、切なすぎる涙。
 読後感がすごくて、ずっとひたっていたい感じ。
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

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