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----------ネザーランド・ドワーフ---猫---ロップイヤー----------

 

 

どんぐり姉妹

 

 

 

 主人公の女の子は、半年くらい、かなりインドア、主婦のように買い物はするけどバイトはしていない状態で。ライターの姉とふたり暮らし。

 読んでいて思ったのは、そういう時期は負ではなく、あってもいいものなんだなと思いました。
 これからぐんぐん芽生えるために、地中で温めておく時期は必要なんだと思う。
 
 
 結局主人公は、運というか、神様の仕組んだ巡り合わせというか、偶然みたいな必然みたいなことが連鎖して起こっていって、旅行に行く気持ちになれて。
 そこで小説は終わっているんですが、きっとこれからバイトをしたり恋愛をしたりしていくんだと思います。
 
 
主人公は引きこもっている最中でも、決してそれを悲観的には考えていなくて。そのうちきっと外に出られる時期が来るだろう、今はただそういう期間なだけなんだ、別に今は変にがんばって無理をしなくてもいい、そのうちそうしたいと思える時期が来るだろう、と考えていました。
 
 
 
 
 この作品を読んだ当時、私もほとんど外出しない状態で、それを悲観的に考えていたので、救われる思いがしました。
 
 

 

 

 

 

※この記事は、ヤフーブログで17年7月1日に更新した記事を、加筆修正したものです。

 

 

 

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