今日は雨で練習は途中で中止に・・・

最近は雨が多くて、大会が進んでないみたい。

 

運営の方々、大変やろなぁ・・・と思いつつ、自宅でゴロゴロしながらYahoo!ニュースを見ていました。

 

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近頃はロッテの佐々木投手がたびたび話題になってますね。

 

怪物級の投球もさることながら、白井審判とのトラブル(?)がまあまあのオオゴトになってるみたい(^_^;)

 

その前には2試合連続パーフェクトか!?というところでの降板が議論を呼びましたが、似たような話で高校の時にも球界のご意見番が苦言を呈してました。

 

ハリーの苦言は『楽をしたらダメ。投げないといけない』というものでしたが、今回も各所から「過保護過ぎる」という意見が出てたみたいです。

 

素人が3000本安打のレジェンドに異議を唱えるのはおこがましいですが、個人としてはレジェンドたちと反対の立場でして・・・

 

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だってね、ケガをしてしまったら元も子もないだろって思うし、そもそもプロの場合は食いっぱぐれる可能性だってあるんだから外野がとやかく言うことじゃないような気がするんですよね(^_^;)

 

また、『野球界の宝だから・メジャーで活躍する逸材だから・令和の怪物だから』ケガをさせてはいけないって話も耳にします。

 

高校野球の球数制限について議論される際にも『プロになる選手を潰さないため』みたいな意見がけっこうありますよね。

 

逆説的ですけど、だとしたら球界の宝や逸材、プロになる選手などの特別な選手『以外』はケガをしても良いということなのか?

 

将来性が無い選手は故障しても良い?

 

プロになる訳じゃない、大成する選手じゃないから潰れてもいい?壊れてもいい?

 

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大成するかも知れないというのは全て将来の話・・・。

 

将来どうなるか、なんて本当は誰にも分からない・・・。

 

・・・からと言って『全員が大成する可能性がある!』なんてションベン臭い話をしようってわけじゃないんです( ̄▽ ̄;)

 

例により言い方は悪いですが、小学生の段階で下手くそな子どもが、あと5年か10年で佐々木朗希になる・・・なんてたぶんないだろうということは悲しいかな、素人にでも分かる。

 

恐らく、高学年になれば本人も気づいてるケースが少なくないと思います(^_^;)

 

だけど前述の通り、将来の話なので『いつどうなるか分からない』。

 

それはプロになるとか甲子園に出場するとかだけじゃないんです。

 

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"どこまで続けるのか"も当然将来のことなんで分かりませんが、続けていく上でいつか、『この試合で燃え尽きたい』と思う瞬間が来るかも知れない。

 

漫画スラムダンクで主人公の桜木花道が『オレは今なんだよ!!』と言ったシーンがありましたが、ああいう瞬間のことです。

 

それが高校なのか大学なのか、はたまた一生来ないのかは、今のぼく達には分かりません。

 

でもその瞬間が来た時に『ヒザが痛くてあと一歩が届かない』とか『ヒジが痛くて満足のいくボールが行かない』ということがあったら・・・

 

仮に野球をやめて卓球や陸上に競技を変えたとしてもです。

 

そしてそれは上手いか下手かも、どのレベルなのかも関係がない。

 

『ここぞ!!』と思ったときに完全燃焼できない悔しさや後悔、残念さは悔やんでも悔やみきれないんだってことを大人は知っておくべきなんです。

 

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もしもぼくの下で負った故障が原因になり、将来燃え尽きることができなくなったら・・・、と考えると絶対に安易なことは言えません。

 

『どうせプロにはならないんだから、痛くなったっていいだろう』とか『どこも痛くない選手なんかいないんだから、痛くなって当然だろう』みたいなバカげた話は絶対にダメだと思うんです。

 

だって、子どもたちは文句を言えませんよね。

 

というか言おうとしても言うための知識も思考力もないのが当たり前・・・

 

ならば大人が『将来』のために、止める時は止めてやらないといけないんではないでしょうか?

 

小学生はゴールではないことをしっかりと示してやらないといけないんではないでしょうか?

 

少なくとも、安易な考えによる無理使いを避けるのは大前提なのではないでしょうか?

 

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佐々木朗希は最後の地方大会決勝を回避したことが『喝!』に繋がったけど、高校3年生なら翌年には"成人"になる=自ら責任を負う立場になるんですから自分の判断で、自分の後悔しない選択をさせてやるのが優しさなのかも知れません。

 

そういう意味では、『本人が後悔しないなら潰れてもいい』というのがぼくの結論になるのかなあ・・・。

 

ただその場合でも、後悔しないための知識や選択肢を大人がしっかりと示してやらないといけないでしょう。

 

全て理解した上で『オレはやりきった!』と思えたらそれはそれで良い。

 

その試合を最後に"選手を引退する"のならば、なおさらです。

 

だから、高校生ぐらいになると「将来のある選手とそれ以外」では少しやり方が変わるのかも知れません。

 

しかし、少なくとも小学生の段階では上手いとか下手くそとかに関係なく、『故障を誘発するような練習や起用はしない』ことが大前提なのではないかと・・・

 

だって、10代前半で桜木花道のような瞬間がくるなんて、まあなかなかないでしょ(^_^;)

 

念のため言いますが、過保護で何もさせないということではありませんよ。

 

勝利を目指して一生懸命練習したり全力でプレーすることと、小学生で出し切るために故障を許容したり、故障してでも勝ちにいくのは全然別の話。

 

チームが勝利を目指してるんだから腕がちぎれても投げるとか、歩けなくなっても走るというのは、一部の高校生ならいざ知らず、小学生にやらせることではないって思います。

 

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と、かなり偉そうなことを言うていますが、実はチーム内で使い過ぎによる故障者を数名出してしまっています(*_*)

 

これは、ぼくの管理不足が原因の故障です。

 

防げたはずの故障を放置してしまったのですから、本人はもちろん、保護者の皆さんにも本当に申し訳ないし、それこそ正直、悔やんでも悔やみきれない思いでいっぱいです・・・。

 

今回のブログがこんな締め方になるのは恥ずかしい限りですから、普通なら公に発信するような事柄ではないですよね・・・。

 

別に誰かから責任追及されて書いてるわけでもないんですが、三方ヶ原のしかみ像よろしく、ぼく自身の『将来』に対する自戒として、この内容でブログを更新することにしました。

 

何を言っても故障させてしまった事実は無くならないんですけど、今後は責任者としての責務をしっかり果たしていくことをここに誓います。

 

決意を新たに。