日本のボディビル競技について

日本のボディビル競技は
他競技と比べて
ドーピングチェックの導入も早く、
大きな大会では
チェックも行われてきました。

日本の大会を観た
海外選手の発言では、
「信じられない。ほとんどの選手がナチュラル?」
と言っていたそうです。

それぐらい、
ハイレベルなカラダを
ナチュラルで作り上げていることに
驚いていたそうです。

ここはもっと誇っていいと思いましたし、
アピールするべき部分ではないでしょうか。

多くの人が想像している以上に
ドーピングチェックには費用もかかり、
検査できる機関も限られています。

新型コロナウィルスでのPCR検査も
当初は検査機関も限られ、
費用の問題もありましたが、
同様に、
特殊な検査には
その問題があります。

どの競技や団体も
ドーピングチェックを行いたいたくても
中々広く実施できないことが課題です。

そんなドーピングチェックを
以前から行い、
積み重ねてきた部分には
非常に価値があると思いました。

また、その大会に出場していた選手にも
価値があり、
誇るべき部分だと思います。

ボディビル自体が
ドーピングの目で見られる宿命にありますが、
そう見られながらも、
注目されていない部分があります。

ドーピングを疑われるぐらいのカラダ
ということは、
それぐらいスゴいカラダ
なのですが、
それなのに
その価値が
浸透していないという部分。

これは他の競技にもありますが、
この記録を出すのに
どれぐらいの練習をしたか。
少しでもタイムを更新するために
どれぐらいの練習をしたか。
と同じです。

ドーピングを疑われるぐらいの
カラダを作るのには、
どれぐらいの厳しいトレーニングを
積み重ねたか?
どれぐらいの
厳しい食事管理を積み重ねたか?
という部分です。

そして大会上位選手では
抜き打ちドーピングチェックや
他にもドーピングチェックを受けています。

大会にもよりますが、
ドーピングチェックを行っている
大会、団体は
もっともっと
アピール·誇っていい部分だと思いました。

一般の人が
ボディビル競技に出場するぐらいまで
減量をすると、
いかに筋肉量が無いか分かります。

私も大幅に減量
(70kg→58kg)
した際には、
こんなに筋肉量が無いんだ
無くなるんだ
と思いました。

もうホントに、
軽量級の選手の
足元にも及ばないぐらいです。

そういった経験があれば、
見方も変わりますが···。

ボディビル競技に出場している選手は、
あのレベルまで減量をして、
なおかつドーピングを疑われる筋肉量
ということが、
いかに驚異的なことか!!

そしてもっと筋肉量がある選手の、
さらに驚異的なことが分かります。

ナチュラルで言えば、
大会出場のコンディションで
80kg以上の選手が
どんなに凄いことなのかと···。

これも他の競技と同じですが、
同じ競技者と比較するよりは、
一般の人と比較した方が、
伝わりやすいですよね。