ウェイトトレーニングを始めて、
その動きや、
フォームを覚えている頃の話しです。
トレーニングジム以外でも
練習がありました。
主なトレーニングは、
チンニング、
懸垂です。
英語だとチンアップですね。
師匠の教えと練習は、
「鉄棒を見たら、当たり前に懸垂をやれ」
でした。
ジムの近くの公園で懸垂を教えられました。
ワイドグリップで反動を使わない、
ウェイトトレーニングではスタンダードな懸垂です。
懸垂ですらほとんどやったことがなかったのですが、
この懸垂はさらに、
全くできませんでした。
師匠はそんな私を見て、
「毎日懸垂をやれ」
「懸垂ができるコースを通れ」
とノルマが増えました(汗)
運良くというか、
なんというか、
自宅の帰り道に公園があって、
そこのベンチの上の屋根のような部分で懸垂ができました。
そう、
鉄棒でなくても、
「懸垂ができそうな所では懸垂をやれ」
という教えもありました。
師匠は、
梁や扉の枠の上の部分など、
とにかく懸垂ができそうな部分を見つけては、
おもむろに懸垂をします。
「やってみろ」
自分がやった後にはやらせるのです。
当然公園などじゃない場所も多く、
周りに人がいてもお構い無しです(汗)
とりあえず、
帰り道の公園で毎晩懸垂を始めました。
帰り道なので、
毎晩毎晩。
1セットですが、
毎晩続けました。
公園なので、
当然人が通りかかることもあります。
ある夜には、
「うわあ!!」
と驚かれ、
「首吊ろうとしてるかと思った!!」
と言われました・・・。
それからは周りにかなり注意してやるようになりました。
懸垂は会社のテスト課目になったこともありました。
師匠は私が懸垂を続けていることを知っていたので、
私はスルーでした。
そんな懸垂を続けて、
五年ぐらい経った時だったと思います。
ぶら下がっていた部分が、
バリバリ!!
ともげて、
落下しました。
生木を角材のようにして渡してあるもので、
公園で雨ざらしの木で、
いつも同じ所にぶら下がっていたので、
その部分だけもげてしまったんです。
1mぐらいの所から落ちましたが、
怪我はなく、
ただただビックリしました。
このことがあってから、
公園での懸垂は卒業しました。
暗い・・・。
手前から二番目の所にもう一本、
木が渡してあって、
その木で懸垂をしていたのですが、
もげて折れかかったので、
外されています。
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