「6才のぼくが、大人になるまで」感想 | ぱわぁ道3

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アカデミーを惜しくも逃した「6ぼく」が佐賀で上映されていたとわ。

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しかも、イオンシネマでもなく、109シネマズでもなく、シエマという小さなところでひっそりと上映されていた。

しかも、上映期間はこの日がラスト日だったので、これは必ず観る必要があるということで行ってきました。

実はこの映画は観たことがあって、飛行機の中で字幕なしの状態で観たことは観た。なんて言っているかは雰囲気でしか分からなかったので、今日観るのはその答え合わせの意味合いもある。しかも、その時はラスト30分は見れなかったのでずっと心残りではあった。

本当に見れてラッキーだった。

毎年、少しずつ成長していくメイソン少年12年間のリアルさには何故か泣ける。
ぼくが、サッカーコーチをやってみようと思ったのもこの映画の影響もある。子供はすぐに大きくなる。

2人目のアル中の父の恐ろしさ。あんな生活は地獄だ。

ぼくは実の父親のイーサン・ホークに感情移入してみてた。ボーリングをやったり、ギターを弾いて歌ったり、キャンプに行ったりするシーンなど。

しかし、ラスト、ぼくが本当に感情移入をしていたのは母親の方だったと気づかされることになる。
子供2人が成長して、何度目かの引っ越しの準備をしていたとき、上機嫌なメイソンを余所にむせび泣くシーンがあったが、そこが一番印象に残った。

女手一つで子供2人を育てあげ、巣立って行ったときのなんとも言えない親としての無力感。
まだまだ人生は長かろうに、もう終わってしまったような感覚。母親は涙ながらに「もっと長いかと思ってた」と言ってました。
助演女優賞さすが。

自分の人生だとは言いながらも親は子供がすべてだ。ぼくにもそういう気持ちになる時が来るのだろう。

だから今、子供たちと正面から向き合っていこうとまた心新たにした。

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子供の成長は早い。
「6ぼく」。撮影期間12年間もさることながら、上映時間3時間の大作でした。