触れようとすれば 透けていく思い

近付けば  離れていくはず

どうして私達は出会ってしまったのですか


営みのため  自然を破壊していく人間

数年前に見放したはずなのに

あなただけは特別です


あなたが描く絵は 私のそんな心を忘れさせます

夕暮れに溶けていく笑顔は 私の宝物です



世界中の桜がすべて枯れた時 私の存在は消えていく運命です


そう決まってしまった未来


定めた運命に 初めて私は抗います 

私の隣にあなたがいる限り

この世界に かすかな希望をくれた人がいるなら

もう一度 桜の下 信じて待っています