太陽の千倍はある星なのに夜空の星のひとつにすぎず




 心まで凍る2月の震えてるケーキに立てた炎をみつつ




 新型が修理代より安くって昨年の写真がやけにセピアにみえる



 ぼくに吹く臆病風を知りながら近づき髪をのせるくちびる


 鉛筆をガンガン削りぼくだけにウィンクしたらまた削り出す


 気どったら突き飛ばされて瘡蓋を膝に残した少年の顔




 「さようなら」彼女が部屋においてった使っていないリップクリーム


 くちびるの記憶の中でねむってるあなたの家に表札は無し

 くちびるを右へ左へ指でなでテスト時間に思い出すキス