日本銀行は20日、10月の「地域経済報告」(さくらリポート)を発表した。全国9地域のうち5地域の景気が「7月より良くなった」と判断された。東日本大震災からの復興が進んでいるためだが、一部の地域は欧州発の世界経済の減速の影響を受けつつある。
さくらリポートは日銀が3カ月に1回まとめる。今回、景気判断を引き上げたのは、北海道、東北、関東甲信越、東海、九州・沖縄の5地域。ほかの4地域は「持ち直しの基調に大きな変化はない」として据え置いた。
震災直後の4月のリポートで「甚大な被害」と指摘した東北は、前回7月と今回の2回続けて引き上げた。さらに「(東北の)被災地以外の地域では震災前を上回る水準まで回復した」とした。東北では、被災地の復旧関連の工事が増えているほか、家電や自動車の買い替えで小売店の売り上げが増えている。