元エホバの証人 スッパイ大作戦のブログ  -2ページ目

元エホバの証人 スッパイ大作戦のブログ 

数十年間,JWのカルトの奴隷でした。開放された残りの人生を
精一杯楽しみたいと思っています。

いつもお読みくださり,ありがとうございます。皆さん,こんばんは。元JWのスッパイです。

コンサートも,最後の一曲が終わり,幕が降ります。素晴らしい演奏に,みんな拍手します。でも,拍手が鳴りやみません。すると,もう一度幕が上がり,出演者が出てきて,あと一曲か二曲,アンコールに答えて最後の演奏を披露してくれます。

 

 

 

コーヒー最後の一曲音符びっくり

やしの木ハンバーガー

 

18才からエホバの証人をやってきて,50代の半ばになったころ,自分は,死ぬまで,エホバの証人を続けるだろうと確信していました。この宗教のために,ほかのいろんなものを犠牲にしてきた人生でした。期待していた楽園も,自分が生きているうちには来ないように思えてきました。このようにして,自分の人生は,幕を閉じるんだろうと思っていました。

 

 

 

コーヒーアンコール音符びっくり

やしの木ハンバーガー

 

人生の終わりが見え始めた60才も終わりのころ,世界でただ一つの正しい宗教だと思っていたものが,偽物だったことが分かりました。ずーっと待ち望んでいた,地上の楽園での永遠の命の希望も,消えてなくなりました。

 

わたしは,何十年も,だまされていたんだ!

取り返しがつかないことをしてしまった,という思いも,確かにありました。

 

ですが,それは,ほんの一瞬でした。それよりも,自分は解放されたんだ,自由になったんだ,という気持のほうが,すぐに強くなっていきました。

 

カルト宗教の中にいた人生は幕を閉じることになりましたが,自分の心の中では,残り少ない人生ではあっても,「がんばれー!」という,アンコールの声が聞こえていました。

 

60才から,すべてをやり直して,出直さなければなりませんが,それはそれで,楽しい再出発にできると思いました。

 

 

 

コーヒー考え続ける音符びっくり

やしの木ハンバーガー

 

今でも,「よくカルト宗教から抜け出すことができたなー」と思うことがあります。自分は,どうして,わなにかかって,42年もの長い間,捕らわれていたんだろうと疑問に思います。そして,どうして,人生の終わりになって,自分がだまされたことに気が付いたのだろうと考えてしまいます。もう少し早く,せめて10年早く分かっていたら,もっと上手に人生をやり直せたのにとも思えたからです。

 

今では,人生の中で,自分がエホバの証人の間違いに気付いた場面が,一番,劇的で,面白いと思えるのです。こんなことも,あるのだなーと感じます。

 

その後,何か月かたって,「エホバや聖書は,本当に大丈夫なんだろうか」と注意深く調べてみました。実は,これは,とても勇気が必要だったのです。なにしろ,42年間,正しいと思い続けて来た宗教が,偽物だったのです。エホバや聖書も,もし偽物だと分かったなら,絶望的だと思ったので,エホバの証人を調べたときと同様に,慎重に,しかし,真実を知るために,時間をかけて,調べることにしました。

 

結果は,驚くべきものでした。聖書を擁護する本のほうが圧倒的に多いのです。インターネットでも同様で,聖書に矛盾があるように見えても,かならず納得できる答えがありますと述べるサイトが多くあり,エホバの証人と,とても良く似た教え方をしているものが多いことに気づきました。

 

それでも,正直に,そして,恐れずに聖書の問題点を指摘している本やウェブサイトを見つけることができました。しかし,確信を持ったのは,自分で,四つの福音書を,比較しながら,ゆっくりと調べたときでした。ノートに違いを書いて,比較しながら福音書を読んだときに,それぞれが,まったく別の話だと気が付いたときには,思わず,「えーっ!」と声が出てしまいました。

 

イエスの誕生の話,イエスの系図,復活の状況,山上の垂訓など,それぞれが,まったく別のものだと,うまれて初めて理解でき,目からうろこが落ちました。

 

これは,エホバの証人の宗教から覚醒した後の,二度目の覚醒だと感じました。

 

 

エホバの証人だった時には,4冊の福音書は,イエスの言動を4つの違う角度から,見たものなので,イエスの人物像が,より立体的に,理解できるようになると思いこんでいました。なので,何度読んでも,なにか違和感があったのです。

 

 

 

コーヒー人生の終わりに,もう一曲か二曲音符びっくり

やしの木ハンバーガー

 

60才になって,カルト宗教から解放されました。人生のひとつの幕が降りました。がっくりしたというより,宗教に奴隷にされていた不自由な生活から解放されたという,喜びがありました。まるで,どこからか,拍手が聞こえてきて,「アンコール!」という声が聞こえて来るかのようでした。

 

あれから,4年が経過しましたが,生活を経済的に立て直すという面では,ほんの少しですが,前進したと思います。気持ちの面では,すっきりさわやか!な状態を保つことができています。

 

人生の再終幕にいますが,少しでも,健康を保って,楽しい時間を,過ごしていきたいと思っています。