昨日、フラゲした”Gravity”をBGMに運転しながら

映画を観てきました。


予告編をみて

6月くらいからずっと見たいと思っていた映画。

やっぱり良かった。


1847年に出版された物語。

「ジェーン・エア」


日本はまだ江戸時代。

そんな頃、女性の自立をドラマチックに描いた

物語がすでにあったなんてさすが英国です。


まず衣装と髪型の美しさに釘付け。

あの髪型一度してみたい!!

今の長さならできるはず・・・。

衣装もジェーンが着ていた地味めなのがよかった。

時代背景をもとに、ミシンのない時代ということで

衣装は全部手縫いだったらしい。


電気なんてもちろんない時代。

暖炉やロウソクのあかりの中に

浮かび上がる人物の表情も印象的でした。

電気の発明の偉大さにも気づかされます。

夜の闇は今よりどれだけ深かったのかな。



そして何といっても

主演のミア・ワシコウスカの凛とした佇まい

が印象的でした。

たしかまだ21、2歳くらいなのに落ち着いていて

深みのある演技をする人だと思いました。



プラトニックな純愛でしたが

それがかえって艶かしく

異性を意識することの神秘というか

理屈抜きに惹かれあうことの不思議を考えてしまいました。

最近、そういった感情になったことないな・・。とか(笑)


「あの地平線を限界にしたくありません」

この台詞が強烈に心に残っています。

あの時代では、女性には自由がなく

かなり狭い世界に生きていたこと。


今は幸せな時代です。

それでも不平不満を言う私達ですが

100年後の未来では

現代(いま)はどう映るのかなぁ。


とにかく素敵な映画でした。



ここのところ、更新をサボってましたが

なんとなく映画ばかりみてました。


「鬼に訊け」

最後の宮大工といわれる西岡常一氏のドキュメンタリー。

とにかく観てよかった。

奈良の薬師寺に行きたくなった。

木は鉄を凌駕する。

日本人のいにしえの叡智にただ感動。


「別離」

ひさびさに見たイラン映画。

やっぱりいいです。

ひとつの嘘がどんどん大事に・・・。

宗教の違いも手伝ってなんとも複雑な

人間模様に考えさせられる映画でした。

あと介護の問題も世界共通なんだと。


「グスコーブドリの伝記」

前作の銀河鉄道の夜が好きだったから観に行ってみました。

言いたいことはわかるのだけれど

とても悲しくなる話でした。

皆の幸福のために自分を犠牲にすることは

果たして本当に皆の幸福なのか。


「ヘルタースケルター」

蜷川実花さんの色彩や世界観が大好きなので観てきました。

が、沢尻エリカの世界に引き込まれました。

リアルな彼女の物語かと思ってしまうほどに

女優魂を感じる演技に最後まで翻弄されっぱなしでした。

彼女の今後に注目。


「るろうに剣心」

これは観に行くのをかなり迷いましたが

結局先行公開を観に行ってしまいました。

原作ファンなので絶対にがっかりするだろうと

思いましたが、まぁ個人的には許容範囲でした。

スピード感ある殺陣がよかった。



次は「ジェーン・エア」を観にいきたいな♪



夏至の夜。

レイトショーで「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」を観てきました。


グレン・グールドといえばバッハを斬新な解釈で演奏して

一躍有名になったカナダの天才ピアニスト。


「ゴルトベルク変奏曲」が収録されているCDを1枚持っているくらいの

知識しかない私でも楽しめる内容でした。


価値観や感性が似ていて共感できる人がいることは幸せなことです。

それが実感できない状態が孤独。

凡人の私でも孤独を感じることが多々あります。

天才と呼ばれる人はもっとその共感できる人や理解者を

探すことが困難なのでしょうね。

何枚かの写真の目の奥にある翳りがなんとも印象的でした。



印象に残ったのはエンデイング。

バリトンやソプラノといった様々な音の声だけの音楽。

重なりあう音。

たぶんバッハの曲だと思うのですが、

この幾重にも複雑に重なり合う音を聞いていると

広い宇宙を感じます。

音楽というのは奥が深い。

生み出した人もすごいけれど

演奏する人によりまた違う命が吹き込まれる。

そしてそれは無限大で永遠。


そんなことを考えさせられた映画でした。