スタージュも終わり、せっかく時間ができたのだから
パリから外に出よう!と、計画を立て始めました。
第一弾は、ロワール。
一昨年に一度、古城巡りをしたのですが、
今回はワイン巡り。
ロワールのワインのドメーヌ(作り手)を
訪問しようという計画です。
早速、ロワールのワインをひいきにしている
ワインやさん、Vivin
のLaurentに相談に行きました。
お勧めのドメーヌをリストアップしてもらい、
さらに、ちょうど開催されている
業者向けのsalon des vinsの招待券までもらって、
いざ、ロワールへ!
アンジェに到着。
雨と風で、天気はいまいちですが、
とにかく会場へ。
パリのsalon des vinsには何度か足を運びましたが、
ここは、同じような会場に、
ロワールのワインだけが集合。
全ドメーヌが来ているわけではないはずなのに、すごい数!
ロワールだけでも、こんなにたくさんの
造り手がいるんだ・・・と、ちょっとびっくり。
実際にカーヴを訪問しようとしていたドメーヌが
ほとんどここに来てしまっていて、
訪問がかなわなかったので、
ここでご対面。
Francois CHIDAINE、
CHATEAU TOUR GRISE、
Pierre & Catherine BRETON、
Domaine HUET、
行きたかったドメーヌのスタンドを探して
端から全部試飲させてもらいました。
CHATEAU TOUR GRISEのスタンドにて。
これは、ぶどう畑からとってきた土壌。
同じ石灰質なのですが、
右は、少し柔らかめでは白っぽい。
左は、硬くて色も濃い。
土壌の違いで、ワインの味がどれだけ変わるかを
説明しながら飲み比べさせてくれました。
どこのドメーヌの人も、とても親切!
まわったのが、ビオの作り手さんばかりだったこともあり、
ブドウの栽培や、ワインの醸造に対する
自分の考え方を、熱く語ってくれました。
salon des vinsの会場を出た後は、
車を借りて、訪問するドメーヌのある町へ。
途中ブドウ畑を眺めながら。
もう剪定が終わっている畑もあれば、
まだこれからのところも。
天気が悪いのが、本当に残念・・・・!
Thouarcéという町から約1km。
畑の中に、あるドメーヌ、Ferme de la Sansonniere。
作り手の、Mark ANGELIが、
気持ちよく迎えてくれました。
カーヴの入り口には、彼のワインのエチケットのマーク、
紫のバックにユニコーンが。
紫は、彼の好きな色であり、
スピリチュアルなものの象徴、神聖な火の色なのだそう。
カーヴを見せてもらい、
中で、2007年の赤と白を試飲。
私たちがワインの勉強をしていることを話すと、
温かく、優しい顔で
自分がどういう風にワインを作っているか、
どうやってワインの勉強をしたらいいかを、
語ってくれました。
彼は、ロワールの自然派ワインを作る名手の代名詞のように
語られることも多いけれど、
本人はとても素朴な人。
泥だらけの作業着と長靴。
毎日ぶどうと向き合っているのであろうことを
想像させる、仕事をしている人の手。
雑誌などで、自分たちのワインが
とても高尚なもののように取り上げられることもあるけれど、
本当はそんなことはない、
実際をよく見てほしい、
とマークは言っていました。
畑での仕事は、馬や牛たちと。
ちょうど納屋に入れる時間だから
見に来る?と誘ってもらい、一緒に牧場へ。
彼が扉を開けて合図をすると、
馬も牛も、自分たちで納屋まで歩いていって
ちゃんと入っていくのです。
それを見ているだけで、
彼と馬や牛たちとの信頼関係、
彼の仕事に対する姿勢が
目に見えるようでした。
学校でワインの勉強をするのもいいけれど、
作り手に会いに行かないといけないよ、
それも、いいワインの作り手にね。
それが、いちばんの勉強だ、
とマークは語ってくれました。
ここには、自分がいいと思う作り手のことも
書いてある、
これを読むといいよ、
と、彼がくれた冊子。
La Colere des Raisin(ぶどうの怒り)
彼のワイン作りに対する思いが
詰まった一冊。
マークからもらった、私の大切な教科書です。