主観による導入。自分は死んだらしい。
で、銀髪に関西弁という国籍不明な子ども(天使?)が
「あなたは、抽選で選ばれました!
ある人のカラダにあなたの魂を入れて
半年間だけ、生き返れます。」
と言ってくる。
この時点で、自分の死ぬ前の記憶無し!
生き返った肉体は、自殺した中学生男子。
なぜ、この中学生男子の肉体なのか?
生き返って、ナニをすればいいのか?
さっぱり分からない。
この居心地の悪さが映画の前半を支配する。
「クレしん」原監督の新作は
『河童のクゥ』どころでなく、リアル路線。
日常芝居が延々と続く、、
ただ、食べ物は美味しそうに湯気立ててたりするけど、、
<人が奥から手前に歩く>
という、アニメが生まれた頃から
実はかなり難易度の高い作画が、、
あんましうまくいってない、、
<走ってくる>だったら、意外とごまかせるし、、
フツーのテレビアニメだと、
横からの絵で、足元を見せずに背景を動かして
<歩いてるように見せて>るんだけど、、
この『カラフル』では
映画の場面設定を守り続けてるので、、
実写映画を見てる時には、絶対に気にならない
<人が奥から手前に歩いてくる>
というのが<難しい作画>なのだなあ、、、、
というトコばかしに意識がいく。。。
生き返った中学生男子の母親は
不倫をしてる、、
と銀髪の天使キャラは教えてくれる。
で、
母親が不倫相手とホテルから出てくるトコを
自殺する二日前に、死んだカレは見ていた、と。
で、
同じ美術部のカワイイ子が援交で
オジサンとホテルに入るのも見ていた、と。
それが、どうも自殺の原因らしい。
学校に行くと、
どうも、自分はハブられていたコトが分かる。
ただ、その肉体は別に自分ではないので、
あまり気にはしない。
だもんで、<明るくなった>と担任やクラスメイトには
思われてしまう。
なんて、描写を、
原監督は<笑いをとらない>方向で
演出していく。
正直、重い。
映像も、暗い。
歩く人は、なかなか歩いているように見えない。
ああ、、、
さすがの原監督も、この題材とこのキャラデザインでは
うまくいかないわなあ~、、、なんて思ってると、、、
早乙女くんキタ!!!
クラスで目立たないけど、主人公には笑いかけ、
町でも声かけるブサメンなキャラの早乙女くん!!
早乙女くんは、玉電の跡を探しに
二子玉方面に来ていた。
「受験勉強したくない逃避だけどね、、」
なんて言う早乙女くん、、
クラス32人中31番な落ちこぼれくんだ。
ちなみに、主人公の外側は32番の落ちこぼれだったりする。
そんな早乙女くんと、主人公の外側が
玉電跡を、一緒に歩くトコから
何か、映画が輝きだしてくる!!
ああ、、、早乙女くんありがとう!!
今はなき玉電ありがとう!!!
宮崎あおいが中の人やってるメガネっこキャラが
「メガネを取っても、ブスだな」と
言われるくらい、キョドりキャラなんだけど、、
何か、その芝居が、「アリエッティ」の樹木希林を
思い出して、、
どうも、イマイチ。。。だったりするものの、、、
早乙女くんがからみ出してから、
後半の展開は、ジワジワときいてきますわ!!!
そして、ラストにも、納得の涙!!
うん!!良い映画でした!