夢の30分間



「次はいつ会えるの?」


新幹線を待つホーム

2人でいた夢の30分間

あなたは少し照れくさそうで

まっすぐ目をみてくれないんだね


用意してきた言葉を一つ一つ

あなたの耳に向かって叫ぶ

人のざわめき 電車のアナウンス

世界中が私の敵になったみたい


それは違った

私がどんなに声を張り上げたって

あなたにはきっと私の想いは伝わんない



この間の電話

私は感謝の気持ちで一杯だったのに

あなたは覚えていないのね



2人の間にできた壁

いつのまにか高く厚くなって

もうあなたに私の声は届かない



握り返したあなたの右手 氷に触れたようで

この感覚を忘れたくない・・・

「また会いましょう」



振り返ったあなたの笑顔

2人でいた夢の30分間

心の引き出しにしまうように

新幹線が消えて見えなくなるまで


私は手を振り続けるわ

いつまでも そう、いつまでも・・・。




 あいあい 21歳  女