
朝と夕方に病院に行きます。
6時に病院にいくと、丁度夕日が沈む所で綺麗だったので
夫の病室からはみえないので
「いいもん見せてあげるから、車椅子に乗って」
「うん」と車椅子に乗ります。
サロンへいくと
「綺麗だねー」と言いました。
「でしょ」
そのまま、車椅子を押してしたに行きます。
入院した頃は、まだ歩けていたので、自分で歩いて外まで行き、タバコを吸っていたのですが
最近は体力もなくなったのか、車椅子を押してあげないと、タバコを吸えないので、
朝から「何時にくる?」
夕方に「これないかな?」とメールが来ます。
外までいくと、そこで吐いてしまうこともあるので、「ゲボ袋」を持っていかないと
床や服を汚してしまうので、
「ゲボ袋持った?」と声をかけて行きます。
サロンにピアノが置いてあって、アップライトなのに結構良い音がします。
夫は「乾杯」と「大空と大地の中で」を私のピアノで歌います。
ハタからみたら
仲の良い夫婦に見えるのかな、、、、
もうこうなったら、愛情とかそんなもんではないです。
一人の人間がこの世からいなくなる、そう思ったら、私が出来ることなら何でも
してあげなければ、、、そんな気持ちです。
2曲でいいから、意識が無くなる前に「コンサート」を開いてあげよう。
ギャラリー集めて、その中で歌ってもらうのはどうかな?と私一人考えています。
毎日、「歌歌いにいこか」というと
「オッケー」と言って車椅子に乗ってくれます。
「肉食べたいな~」
「食べて見る?」
そうだな、ケンタッキーにかぶりつきたいな、はいちゃうよな」
「いいじゃない、食べた時に美味しい!と思えればいいじゃない
一口食べると、その倍以上の吐瀉物が出て来ます。
「会社の人が将棋をやりにきてくれたんだけど、やっている時に吐いちゃったんで、かえちゃったんだ、、悪いことした」と言っていました。
会社の人が来てくれたり、親戚の人が来てくれたり、、、
一度も合致あったことがないので良いのですが、、、、