昨日、納棺にいってショックなことがあり、そのショックと、
別の葬儀社の電話に
気がつかず、30分コールバックが遅れたために、
他所の会社に仕事が行ってしまったことのダブルショックで、
朝から気持ちが沈んでいます。

余り、施行のことを書くのはよろしくないので、特定できないようにお話します。

ちょっとわかりずらいかもしれませんが、もし、このブログを在家の関係者が
見て、どう思うか?
それを考えると、差し支えない程度にしか書くことができません。

故人様は若い男性でした。
お母様が喪主様。

事故が原因で、顔の幾つかの傷を目立たなくすることが、お母様にとって一番して欲しいこと
と感じました。

話し合いにのため、その部屋には私だけになりました。

顔色も茶褐色になり、傷跡もドウランをパテのように塗らないと隠れません。
唇、眉毛にもパテで塗り、その上から左右が同じようになるように、
メイクをしました。

完璧なお顔の修復、とまではいきませんが、なんとか見ていただける所までメイクをして
着替えも済ませて、あとは見ていただけるだけにして、声を掛けようとおもいましたら、
そこへ、社長が部屋に入ってきました。

社長は「なんで途中経過で声を掛けて確認を取らないんだ」
と言います。
見せられない傷にガーゼを貼ってあったところが、お母様にはなんとかガーゼをはずして
欲しいという希望をなんとか見せられるところまでもっていき、
傷を隠すのも難儀して顔色も良くなったと思うのに

「化粧が濃過ぎる」
「もっと落とせ」

私は自分の技術を信じているから、濃すぎるメイクとは思わないし、
それも普通の故人様にしている施行ではないので、一番わかって欲しい
関係者に私の仕事を否定され、それでも必死に
「顔色もだいぶ、茶褐色で、傷もパテで塗っているため、多少は厚くなっているかも
しれませんが、ご希望の目の方はきっちりお閉じできましたし、、、」
「目のことを言ってるんじゃない!もっと落として」
しぶしぶコットンで少しづつ落とすしかありませんでした。

「お家の人に 別人になっちゃった、っていわれたらどうするんだ、まー呼んで見るから、ちゃんと
説明しろよ」

お母様がいらっしゃいました。

「お化粧が終わりましたのでお近くで見ていただけますか」

お母様は無言でした。

お化粧が濃くなったかもしれませんが、黒いかさぶたになっていたところ、唇、眉毛のところの
傷に、ドウランを塗って埋め込み、その上から左右が同じようになるように描いています。

「男の子が口紅もね、、、、」

顔全体の顔色も悪かったので顔色を良くするためにファンデーションを塗りましたので
唇がしずんでしまいましたので、うっすらと唇の色をつけさせて頂きました。

「そうですね、、ありがとうございました」

それぁら皆が(兄弟や従兄弟)が顔を見に来て
「おっつ、見れるようになったやん」
と冗談もでるようになりました。

最初、ガーゼを取って見させて頂きますがよろしいですか?

と聞いた時、お母様は
「私は見れないからあっちへ行きます」そういって
私に任せてくれたのなら、いちいち、お顔の色はこれでいいですか?とか
確認を取ることが必要なんだろうか?

そう、社長ととことん、私のことを信じて任せて欲しいと話がしたいのですが
そんなこともできずに、帰り道も、ショックで
今日のあさからこうやってブログに書いてしまったり。。。

私の化粧にケチをつけるような葬儀社にはもう行かない!

っていってみたいかな、、、