猫のパールのことです。


猫博士(私の友達)の14年飼っていた猫のパールが死にました。


猫博士が実家に引越しをして、2階建ての家の2階に猫5匹、

猫博士の息子と暮らすようになって3ヶ月。


猫たちは1階から2階へ自由に階段を上り下りするようになりましたが、


パールはもともと足が悪かったこともあってか、階段から落ちたおかげで

動けなくなり、ご飯も食べれくなり、


外科の有名な病院に連れて行って手術をお願いしたそうですが、


外科よりも内科の問題。腎臓が弱っていることで、内科に行くように

進められ、その足でもともと通っていた動物病院へ連れて行きました。


私は外科から帰ってきたところに、パールの様子を見に家を訪ねました。


もう動けなくてぐったりしているパールをみると「あーもうだめだな」


直感でそう思いましたが、猫博士は外科で腎臓を治せばいい、と言われたから

大丈夫、と言います。


私が運転して、猫博士はパールを抱いて病院に行きました。


外科で借りてきたレントゲン写真をみると、あばら骨の先端がぐしゃぐしゃになっています。


もう治しようがないな、、、、


そう思いましたが、「先生、何とかして、、、」と猫博士がいうと、先生は奥から4つくらいの

点滴をぶら下げてきました。


「先生、治るよね、大丈夫よね」

「今日が峠です」


やっぱり、、、もう舌が出ています。


私は診察室の外に猫博士を連れて行き、

「パールは多分、もう治らないよ。

だから、もう点滴なんかしないで連れて帰って、最期だから一緒に抱いていてあげた方が、、、」


そういいましたが、猫博士は「治るから」


そういい、先生に預けて帰ってきました。


その夜には先生から連絡がなく、次の夜、猫博士が私のうちに尋ねてきて


「どうなってるか、先生にきいてもいいだろか?」と言います。


先生に預けっぱなしにしているわけではないが、先生に頼るしかない、という気持ちを伝えて

みたらどうか?


そういっているうちに、先生からメールガきました。

栄養は流動食にして流してなんとか食べていますが、時々痙攣を起こしています。

続けて治療を続けます。


というような内容でした。


「もうダメなんだよ、これ以上、苦しい思いさせて流動食を入れないで、早く楽にしてあげたほうが、、、


明日にでも会いに行かないと、もう生きているパールには会えないよ。」


結局、次の日の朝、先生から電話があり、パールの亡骸を引き取りに行った

帰り、私にパールの納棺を頼んできました。


ダンボールにキーパーという新聞なんかを丸めて白い紙で包んだものを敷いて

その上から綿をひいてそこにパールを納めて吐しゃして汚れたところにドライシャンプーを

塗ってドライタオルで拭き、櫛で梳きました。

そのあとは、猫博士が自分で花を回りに飾りました。


私の仕事はそこまで。


これもボランティアで帰ってきましたが、、、


まあ、友達の家族みたいなもんだしね。