でも、実は猫のね。


猫かあ~~って思うかもしれませんが、長年家族のように思ってきた猫を、目の前で亡くした老夫婦。76歳くらいでしょうか、、、

1匹はあっちこっちするから紐でつないで、1匹は付いて歩く猫だそうで、紐でつないだ猫のほうが、車に轢かれて即死だったそうです。

これは、私の友達で猫大すきなKさんの猫つながりの人の話。

私も1度、犬猫病院の近くでお見かけしている人ですが、Kさん(ニックネームは猫博士)も、その老夫婦も、捨て猫を見捨てられないで、3匹も飼っているそうです。あーそうか、そんなこといっている私も3匹飼っているか、、、、


今週の日曜日。夜勤中にKさんから電話がありました。

「明日の朝、お願いしたいことがあるんだけど、、、実は外猫のトラが、交通事故にあったみたいで、顔がひん曲がって、鼻から血を流しているし、、ひどいの、、助けて、、、って顔して帰ってきたんだけど、明日、病院に連れていけないし、、、触れないの、、、」って話し出した。

「あの~~今ね、夜勤中なんだけど、明日の朝は夜勤明けで、とってもじゃないけど、病院まで連れて行く元気はないんだけど、、、」と少しムカついて、はっきりお断りした。

その後、気にはなったけど、余計なこと言って、何も出来ないんだから、知らん顔しておこう、そう思って4日。向こうも何にも言ってこない。


だってさ、私に「ミーちゃんを押し付けて、あげくのはてに、私なら死体なれしてるから、血を流している猫も平気だろうとおもってんじゃない?死にそうな猫を病院に連れていって、いくらかかるか知ってる?そんなお金ないし、、、」

そう思ってみても、何にもいってこない猫博士は、私を恨んでいるのだろうか、、、、


とうとう、私から猫博士に電話をしたらね、

「今、猫の病院に行ってきたとこ」

「え?猫の病院?」

「手術したんだわね」

「手術ってどこの?」

「ほら、交通事故のトラ、顎の骨がくずれてて、、でも、先生が手術できるっていってくれたから、、」

「そうなの?いくらかかるって?」

「10万」

「払えるの?」

「ううん、分割でお願いした」


そうか~~^猫博士は見捨てられなかったんだ、

助かるものならほっとけないって、、、


「そうか~~私は何にもできないけど、Kさんを励ます意味でランチをおごろう!」

とお昼のハンバーグランチを食べに行きました。

しかも、サラダバイキング付き。

私たちは一気におばちゃんに成り下り、ビニール袋にお持ち帰りまでしちゃって、、

猫博士はメール会員になっているから、ちゃっかりお誕生日のプレゼントまでもらってね。


その時の話が最初のお題。

長かったね、前置きが。

猫博士が病院へトラのお見舞いにいったら、うどん屋さんのおばちゃんに出くわして

「うちの猫は即死やった、おじいさんと家につれて帰り、お風呂で血を洗い流して、ドライヤーで乾かしてやって、タオルの上に寝かせて、二人でお経を読んでやって、ダンボールに入れてやって、八事に連れて行った」って。


そうか、、、夫婦で湯灌、納棺をやってあげたんだ~


昔はね、納棺師なんていなくて、みんな家の人たちで体を拭いてあげたんだってね、

今では私のようなものが、お手伝いさせていただいております。

そんな話をしながら、今度は退院したあと、暫くは家で面倒見なければいけないからゲージの安いのがないか、激安店まで連れていってくれって言われて

「そんなことくらいなら、、」と激安店に向かったわけです。

人の好い猫博士、って思っている私も同じようにお人よしだね~~