叔母ちゃんが亡くなって今日で7日目
初七日、四十九日、忌日法要を解説しています。 ... 命日も含めて七日目に行うのが初七日です。故人が三途の川のほとりに到着する日とされています。故人が激流か急流か緩流かのいずれを渡るかがお裁きで決まる大切な日
私は、叔母ちゃんが亡くなってから、2回も納棺の仕事が入りました。
叔母ちゃんのお顔を葬儀の最後のおふたを取って花を棺に入れるときに見ました
「うわ!ひどい」
なんか、悔しかった。
思い上がりと言われてもいい、
「私は日本一の死化粧師」
そんな気持ちでどんな故人様でも精一杯です。
終わると、脱力感と達成感で一杯になります。
だから、誰もが「やすらかなお顔だ、高貴なお顔だ、仏様のようだ」
そう思えるように、まず口は微笑む感じにします。
あと、お顔の色。表情。
まず、眉間に皺があれば、マッサージで出来る限り取ります。
あと、口もとの皺も取れるだけ取ります。
含み綿で口角を上げるように入れます。
口元が決まってお家の方にもOKもらったら固定します。
それから、肌色。
病気で顔色が悪かったとしても、その前のお顔の色は黒くなかったはず。
土色のお顔だとしても、舞台化粧用のファンデーションを使って顔色を肌色にして、眉は一番肝心。眉を悲しそうに書いてしまったら、お別れに来た人も悲しくなります。
自然に観音様の顔をイメージしてまるく描きます。
髪の毛も生前のヘアスタイルにして、ふんわりと仕上げる。
前に勤めていたときも、その部分を気をつけましょう!とみんなに言っても
「そんなとこまで会社は要求していない」とつっぱねられました。
叔母ちゃんの顔は「茶色」でした。
眉毛は描きました!といわんばかりの角っと描いた下がり眉
口は口角をだらりと下げて口元を接着(見えている)
すべてが気に入らない。でも、もうこうなったら直すことも出来ない。
私が夜勤でなくて、御通夜に叔母ちゃんの顔を見ていたら、土下座してでも、お顔を直させてって頼んだとおもう。
誉めてほしいとか、そんなことではなくて、大切な人は私が全身全霊でメイクをしてあげたい。
叔母ちゃんは、私の恋の話や、父や母の事や何でも聞いてもらってました。その叔母ちゃんの最期の顔が、あんなんじゃあ、、、、
そうずっと思っていたら、納棺のお仕事が入りました。
「叔母ちゃんが「そんなにメイクがしたいんだったらやったら」ってお仕事くれたの?」
と思わずそんなことおもってしまいました。
2件とも男性でしたが、1件目は社長がついてきて、私の施行をずっと見ています。私は、ここをこうしたらいいがな~と思うことを、まず、息子さん(喪主)に「お口元、少し綿を入れさせてもらいました。こういう感じになりますが、生前とお変わりないでしょうか?」と聞きます。
「もみ上げを少し、カットさせていただきたいと思いますが、どうでしょうか?」入院していると、床屋さんにもいけないので、もみ上げはのびてしまいます。そこをすっきりと整えるだけで、とてもさっぱりとしたように見えます。そんな私の丁寧な施行を社長が見て、すぐに次の施行もお仕事がいただけたわけです。
2件目では、お家の方が「そんなにいちいち何でも聞いてやるもんかね~」
と誰かがおっしゃっているのが聞こえてきましたが、私が自分が良いと思ったことが、お家の人には、余計なことかも知れないので、絶対、何かをする前に聞きながらやっていくことにしています。
なんか、長々とかきました
私の友人は私のブログは長くだらだら書いているから読まないとか言っていますが、まあ、誰かに聞いてほしいだらだらだから、許してやってください。