*清水佐紀→ヴァンサン・コンパニ(ベルギー代表)
ダークホースの呼び声高い個性派集団ベルギーを束ねるDFリーダー。その存在がもたらす安定感は絶大で、守備だけでなく機を見た攻撃参加も重要なオプションとなる。ベルギーには一度勢いに乗ったら手が付けられない感が漂うので、そんな中でも持ち前のキャプテンシーを発揮して手綱を締められるかがチームの躍進のカギになりそう。
*嗣永桃子→アンドレス・イニエスタ(スペイン代表)
前回大会ファイナルでの劇的ゴールは記憶に新しいところ。小柄で見た目は地味だけど、ボールを持たせれば最強。パス、ドリブル、ポジショニングなど全てのプレーから底知れぬセンスを漂わせるフットボールIQの高さ、判断のスピードは他の追随を許さない。スペインがW杯連覇という偉業を成し遂げるかどうかはこの天才の出来に掛かっている。
*徳永千奈美→ダニエウ・アウベス(ブラジル代表)
この例えはちょっと評価しすぎかなとも思うけど、個人的にはもっと評価されてもいいと感じてるメンバーでもあるので思いきって。投げ込まれたバナナを食べるぐらいのことはやりそうだしね。抜群の攻撃センスと技術を活かしたオーバーラップが特長で、単なるサイドバックの枠には収まらない働きが期待出来る。
*須藤茉麻→ラファエル・マルケス(メキシコ代表)
ロナウジーニョ期のバルサでも重要な役割を担ったメキシコの英雄的存在。正確な足元の技術を駆使してビルドアップを円滑にし、経験に裏打ちされた守備でDFラインを統率する。加齢によるスピードの低下などもあり全盛期ほどのクオリティーは望み薄だが、その偉大なキャリアにもう一花咲かせたいと意気込んでいるはずだ。
*夏焼雅→ロビン・ファン・ペルシー(オランダ代表)
ビジャ(スペイン代表)と迷ったけどこっちで。繊細な技術と破壊力抜群の左足を持つ世界でも屈指のゴールゲッター。キャリア初期はテクニカルなウイングまたはセカンドトップとして活躍していたが、センターフォワードに固定されることにより持ち前の得点力を遺憾なく発揮出来るようになった。イングランドやアルゼンチン同様にオランダも攻高守低のチームなので、奮起は必須の様相。
*熊井友理奈→オリビエ・ジルー(フランス代表)
前線に絶対的な高さという武器をもたらすセンターフォワード。ただ、ヘディングのイメージはあまりないけども。アーセナルでもレギュラーを張っている実力者だけど、優勝を狙うチームのエースストライカーとしてはやや物足りなさがあるというのが実状でもある。リベリーの負傷離脱により出場機会は増えるかもしれないので、チャンスをモノに出来るか。
*菅谷梨沙子→フェルナンド・トーレス(スペイン代表)
"エル・ニーニョ(神の子)"の愛称でお馴染みのストライカー。リヴァプール時代には世界最高の9番とまで評価され、代表でもタイトル獲得に多大な貢献を果たす。しかし、チェルシー移籍後は何度も復活が囁かれながらも消化不良の状態が続いている印象。ただビッグゲームに滅法強く、点を取る能力は未だ錆び付いていないのでそのクオリティーに賭ける価値は十分。
*矢島舞美→ウェイン・ルーニー(イングランド代表)
力強さと創造性を併せ持ったイングランド不動のエース。本職の攻撃面だけに止まることなく、自陣深くまで戻って守備にも精力的に貢献する汗かき役もしっかりこなせるのが最大のストロングポイント。マンUでは散々なシーズンを過ごし、イングランドも今回は挑戦者としての立場である。まずは死の組を突破し、王国で母国の意地を見せてほしいところ。
*中島早貴→ハビエル・マスチェラーノ(アルゼンチン代表)
超が付くほど豪華なメンツが揃う攻撃陣と、不安でしかない守備陣というアンバランスな構図のアルゼンチン代表。その狭間でひたすら全体のバランスを取るという役割を担うのがこの選手。バルサではCBだけどね。アルゼンチンが優勝するとしたら主役は間違いなくメッシということになるだろうけど、影の主役としてこの人の働きは必要不可欠であろう。
*鈴木愛理→リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)
そして、メッシである。クラブレベルでも個人でも全てのタイトルを取り尽くし、残るはW杯優勝のみという状況。コンディションに不安は付きまとうが、ベストの状態であれば誰にも止められないだろう。中盤から前はサポーティングキャストも充実しているので、期待は否応なしに高まっている。母国に悲願をもたらし、世界最高の選手という称号を再び揺るぎないものにすることが出来るか。
*岡井千聖→フィリップ・ラーム(ドイツ代表)
ホームポジションである左右のサイドバックだけでなく、中盤で起用されても平然とワールドクラスのプレーをやってのけてしまう戦術眼は特筆に値する。見た目は童顔でソフトな感じだけど、言うべきときには強気な発言をすることでも知られている。プレーの面でもメンタル面でもドイツの絶対的な中心であり、代役は見当たらない。
*萩原舞→サンティ・カソルラ(スペイン代表)
基本的には二列目だけど、セントラルMFで司令塔としても機能するテクニシャン。ボールに多く触れることでチーム全体にリズムを生み出し、精度の高いラストパスやミドルシュートで攻撃に厚みをもたらす。スペインの中盤は激戦区なのであまり出場機会はないかもしれないけど、ジョーカー役としても極めて有効な存在になりそう。
最終回はスマジュー編。続く。

