私には、いつまでも眩しく想う思い出の人がいます。
なんどか、ブログにも書いたんですけどね、過去なので。
改めて。
高校入って、1年のときの体育館にみんなで集められて部活勧誘の舞台みたとき。
初めの挨拶をしたのが、陸上部の3年生の部長。
この人がね。
「笑ってみてやってください」とはにかみながら言った顔にズキューン。
なんか、ものすごーく優しそうな人に見えたの。
実際、ものすごーく優しくて、当たって砕けろって告白した。
もちろん、玉砕。
自分でも当時、振られて当然、少しでも私を気にしてくれても相手は受験生。って思ってた。
ただ、好きなんだってこと、伝えたかった。
もうね、真っすぐな人で、誠実なひとだったんだ。
受験生だから断ったけど、断るのにもかなり悩んでくれたんだって。
次の部長になった人から、何時間も相談受けたって聞いたんだ。
「ああ、私の目に狂いはなかった、誠実で優しいひとだ」って思いました。
受験浪人したあと受かってから、陸部は仲良くて卒業後もなんだかんだ会ってたから、定例の飲み会に来た時、帰り際告白してくれたの。
でも、「お酒飲んでる人の言うことはその場限りかもだし~」と怖気づいたのは私。
もし。
もしも。
あのとき付き合っていたとしたら。
こんな綺麗な思い出としてのこらなかったかもしれないなって思う。
憧れの人のまま、綺麗な思い出のままでいてほしかったのかも。
だって。
あの人は、どこまでも真っすぐで、どこまでも優しくて、きっと私のように幼いうちから人間の悪意晒されて、性悪説な人間とは真逆な人。
だから、少し袖振り合うくらいの短い期間すこしだけ側にいた思い出だけで、よかったんだと思う。
私のような世間、斜めに構えてみてる人間と一緒にいていい人間じゃないって思うから。
それでも。
そんな私の中で。
いつまでも。
綺麗な思い出のまま。