一世紀程前、神知学協会という怪しい団体にレッドビーターなる人物がいた。
検索する限り差程有名な人物ではないのだが、興味深い実績を残している。
当時の協会指導者ベザントの片腕だった彼は、いわゆる霊視の達人だったらしい。
唯物論と観念論、
科学とスピリチュアルは相対するものとして両者は敬遠される場合が殆どだ。
学者は霊能力を無視、霊能力者は科学を無視しがちな現状だ。
なぜそうなったのか。
それは偏見ではないだろうかと俺は感じてしまう。
故に両者を統一出来る理論こそ真実と考える。
レッドビーターはいわゆるオーラを見る事を得意としたが、興味を引くのはそれではない。
彼は自身の能力で相対する科学の世界に踏み込んだのだ。
霊視とは物理的に見えない物を見る力、その力で原子の姿を予言した唯一の人物である。
当時発見されていない数々の原子を予言し、一時は科学者から注目を浴びたが証明されない事も。
後には間違った結果も指摘され、彼はしだいに忘れ去られたのだ。
しかし、彼が霊視した中に3つの物質が自由に動き回る性質を持つ球体があり、当時は理解されなかったが、近年それに類似した形状の物質が素粒子物理学により発見された。
それが陽子とクォークだ。
この事実が無理矢理なこじつけの可能性は勿論否めない。
しかし同時に新たな発想可能性を生み出す革命とも言える。
科学と非科学、
それが自由な発想により交錯する場所がオカルトだ。
オカルト科学の魅力はそこにある。
妄想は止まらん笑