先日弁理士や弁護士が増えて大変な時代になるというようなことを書いたが、それほど心配する必要もないかもしれない。


実際、弁護士がものすごく多いアメリカでも超高額で請け負う弁護士も大勢いる。

(日本企業はいいカモという話もあるらしいが...)


中には1つの町のほとんどが弁護士というのがあったり、弁護士でホステスをやっている女性もいると聞く。

先日売り込みしてきた米国の女性弁護士は医学博士も持っていた。


数が増えてくると思いもよらないような、いろんな新しい可能性も開けてくるだろう。


日本でも弁護士の中にはタレントとしての収入の方が本業よりもはるかに多い人も出てきている。

これは訴訟の能力とは全く関係ない才能で稼いでいるわけだ。


弁理士にもそういう人が出てくるかもしれない。と、いうか、むしろ出てきて欲しいものだ。

明細書は書けなくてもうけるギャグで人気者になれば弁理士本業よりもそっちで稼ぐことができる。


TVタレントとして成功すれば番組1本あたり7桁の収入を稼ぐことも十分可能だ。


あるいは、ベンチャーの社長をやったっていい。


自分で開発した技術を最強の特許で守り、それを実用化して稼ぐ。


技術戦略の最初から知財戦略を考え抜き、強い特許壁を築く。


そうしたことも弁理士であれば可能だ。


従来の弁理士の枠に留まらず、明細書を書く以外の分野でも活躍する弁理士が増えて欲しいものだ。

それがひいては弁理士の地位向上にもなるだろう。


そう考えると、弁理士の未来は明るいのかも知れない。